手術から10ヶ月が過ぎようとしています。9月29日は済生会熊本病院で未破裂脳動脈瘤開頭手術の予後の経過観察の受診に行ってきました。2月20日の手術以降に、嗅覚障害があることに気づき先生に相談したのですが、これといった対策はなくビタミン剤を飲んできました。9月にタイのチェンマイでタイマッサージのレッスンを受けたときに、タイマッサージの先生に嗅覚がなくなったことを伝えて、鼻に効くツボを押してもらって一瞬匂いがわかる気がしたのですがまたほぼ匂いがわからない状況に戻ってしまいました。
9月29日の受診の際に先生から耳鼻咽喉科の専門医院を受診してみないかと言われ、近くのなかの耳鼻咽喉科アレルギー科クリニックを紹介されてその日に診てもらいました。まず鼻の中を診てもらい、嗅覚神経が生きていればニンニクの匂いを感じるという注射をしましたが、注射では匂いを感じませんでした。鼻には異常は無く、やはり脳内の嗅覚神経の影響だとのこと。人の五感はいずれは死んだらすべて使えなくなるので、まだ四感(視覚、味覚、聴覚、触覚)残っているので十分と思うことにしています。ただ、食べたり料理を作ったりしたとき、鼻で腐っているかを感じられなくなったのはちょっと困りますが。そのときは味見して判断しています。
私の知人が未破裂脳動脈瘤が見つかって8月にステントを動脈から入れてコイルを瘤に埋める手術をしました。入院は私の開頭手術より短く1週間ぐらい。血液サラサラの薬を手術前後に飲んでいたそうで、やはり血が固まりにくく、少し体をぶつけただけで青タンになっていたそうです。私のインスタの情報で脳動脈瘤の手術を知り連絡をくれました。彼女は最初はとても不安に思っていたそうで,私の経験話を聞いて少し安心できたと言っていました。脳動脈瘤に関する情報や手術の経過などの情報がネット上に少なく、なぜどこも痛くないのに手術しなければならないのかという「疑問」をもったまま手術の日を迎えてしまいますが、患者の悩みや心配も人それぞれで不安を聞いてくれてアドバイスしてくれる人(医師や看護師と患者の間を取り持ってくれる人?)が病院にいてくれればと強く感じます。医師も多くの手術を抱えているので患者一人一人を細かくフォローしきれないのはわかりますので。
私は未破裂脳動脈瘤の患者に少しでも私の経験を参考にしてもらえればと思い、術後1年ぐらい書き留めておこうと思っています。