2025年3月1日土曜日

脳動脈瘤日記8 入院初日

 2月19日、済生会熊本病院に入院しました。

・脳動脈瘤ってどんな病気?

・痛く無いらしいのに何で見つかったの?8

・ほっといて脳内の動脈にできた瘤(こぶ)が破れたら4割が死ぬってほんと?

皆さんからいろいろ質問いただきました。質問にお答えしながら体力見ながら報告していこうと思います。

本日19日午前中はバタバタで昼食は結局取れずじまい。

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13:30受付で手続き。以前手術の説明の日は私一人だったので、本日は妹と妻に立ち会ってもらいました。特に私の病気は自覚症状や外傷もないので家族はあまり状況を理解していなかったかも。ロビーで入院の説明書や未破裂脳動脈瘤の資料をもとに解説がありました。(そこでようやく理解した感じです。) まず病棟担当の看護師さんの説明。その後は、担当の先生が不在だったので以前定期的な検査を担当してもらったH先生に代わりに症状や観察の経過など家族に説明してもらいました。その後、麻酔担当の先生から説明と聞き取り、手術担当の看護師さんから簡単な説明と聞き取りがあり、次に口の中や体がカッと一瞬熱くなる造影剤を入れてのCT検査。もう慣れたとはいえちょっと・・・。造影剤は尿となり排出されます。今16時半、昼食抜きでお腹が空いていたのですが18時の病院食のみにとのことで我慢。夕方には手術担当の先生も様子を見に来てくださいました。

気になっていたのが、頭の中の動脈瘤に血が入らないように止めるクリップ。色んな種類があり、結構な大きさ。事前にネットで調べると、日本人が開発したものもあります。先生によれば、私の瘤の直径が5.7mmなので使用するのは刃先1cmぐらいの杉田式だろうとのこと。全長だと2cm近いので術後脳や血管などに触れたりして痛みや支障がないのか伺うと無いとのこと。そのまま頭の中にずっとあるそう。実はクリップ見た事もなく、2cmちかくもあって、金属で・・・。見てみたいとも伝えたのですが、頭の中に半ば半永久的にいてもらわなくてはならないものなので安全のためにNG。まあそうかもとも予想していたので、事前に医学文献を調べて載っていたものを有料で購入していました。

これは私に使用する予定の杉田式クリップ。

クリップは約100年の歴史があり、日本式のものも多い。素材は最初は
銀クリップ→ステンレス→コバルト→チタンと移ってきました。現在はセラミック製などもあります。チタンは電磁波の影響を受けにくく、MRIでも使用可能です。

30分ごとぐらいに救急車のサイレンが。たまにはドクターヘリが飛んでくることもあるらしい。ここはエマージェンシー・救命救急センターがある病院。

18時に夕食。鶏の唐揚げ2個ピーマン炒め添え、炒り豆腐、ごはん、オレンジ合計1800カロリー、塩分7g。味が薄〜い。頭の病気だから高血圧が敵、だから塩分少なめ。いかに日頃塩分をとっているか分かります。

いよいよ明日は手術。朝8時半からの予定。

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