2021年11月25日木曜日

木魚のバイ、新調しました。

実家の仏壇の木魚を叩く、ばち(正式には、バイ(倍)といいます)が、ボロボロになったので、通販で購入することにしました。大分県中津市の(株)小笠原という仏具屋さんをネットで見つけ、電話しました。
浄土宗・圓龍寺の副住職さんが社長さんで、私の実家が曹洞宗なので「倍が曹洞宗のものより硬いので音が高いと思います。」というご説明でしたが、もう他に頼めるところもないので、早速送っていただくことにしました。
火曜日にメールで送付先など送って、今日、木曜には届き、早速叩いてみました。


音の高さはほぼ一緒。なんといっても乾いたいい音。びっくりするほど、叩いた跳ね返しが小気味よくて、お経に合わせて気持ちよく叩けそうです。



 右が、これまでのバイ。頭の皮はボロボロ。新品の白がまぶしい。

家に仏壇がない家も増えていると思いますが、歳をとってくると、先祖のことや自分のこの先を考えるようになり、やはり仏様との関りを増やしてこころ穏やかにこの先を過ごしたいと思うようになりました。毎朝、仏壇を前に座って、1時間ほど読経などお勤めをするのが日課。定年退職前には考えられなかった生活です。

2021年11月15日月曜日

坐禅会に行ってきた。菊池の聖護寺

 菊池市から県道133号を北へ。竜門ダムを過ぎて、鳳来の集落から車一台がやっと通る山道を上ると、鳳儀山聖護寺がある。








聖護寺は、1338年に菊池武重が大智禅師を招いて建立、開山した曹洞宗の古寺。以前は海外から多くの修行僧を受け入れていた全国でも有名な禅寺である。電気が通じたのが数年前というからまさに奥山の修業場。寺には30人ほど坐禅を組める僧堂があり、毎月第2日曜日には坐禅会が行われている。



11月14日久しぶりに参加させていただいた。10時過ぎ寺に到着。まず本尊様に合掌。お布施を供える。参加者はすでに僧堂で坐禅に入っている。道元禅師像がある中央は閉ざされていていたので、その外に設けられた坐位で組む。12時前に午前の坐禅が終了。方丈様の奥様が作られた精進料理を食事五観の偈を唱え静かに頂く。今回の参加者は県内外から7名。遠くは長崎、福岡から。毎月参加の常連の方もおられる。食事の後はしばし歓談。



午後1時から僧堂やその周りを清掃作務。その後、普観坐禅儀を唱え坐禅に入る。2時過ぎ本日の坐禅が終了。



お寺のすぐ近くを清流が流れ、周りには広葉樹が多く、紅葉もあと数日で見ごろという自然に包まれ、静かに坐禅を組むには恵まれた環境。そこまで行くのはという方は、熊本市川尻の大慈禅寺の坐禅会をお勧めする。こちらは毎月第3日曜日10時~12時。


坐禅は、無心になることで日ごろの悩みなどから心が解放されリフレッシュできるという。私の場合は、ただ息を吸う吐くの呼吸の秒数をずっと数えているだけ。吸うが10秒、吐くが30秒ぐらい。一定にはならず、吐くが20秒、40秒になることも。無心とは言い難いが、坐禅をするようになって肩こりがなくなった。ランニングやラジオ体操も毎日しているし坐禅だけのお陰とも言えないが、身心脱落して日ごろの雑事から解き放たれる。坐禅は月に1~2回。読経は毎日朝約1時間。般若心経、修証義、大悲心陀羅尼などを曜日を変えて唱えている。CDを聞きながら木魚とリンを叩きながら唱えていると、いろいろと忘れていることを思い出したりアイデアが思い浮かんだり・・・。それってお勤めになっていないのではと最初は思ったりしたが、仏様やご先祖が私にお恵み下さるものと理解してありがたく頂戴し活用させていただいている。

定年退職してはや3年。仏教にかかわる時間が増えた。仕事をしていて等閑にしていたことを今始めている。


浅草の1日

  4月19日に、私が2020年に卒業した東京国際仏教塾の本年度の開校式と閉校式が行われ、記念講演を拝聴するために上京しました。 講演が終わり、久しぶりに同窓生と懇親会。浅草へ。 待ち合わせの雷門下、観光客でごった返し。浅草寺にお参り、熱心にお参りする外国人観光客。 合流して私が...