2021年5月20日木曜日

大慈禅寺で坐禅

 坐禅したことありますか?私は2年ほど前から、ほぼ毎月一度、川尻の禅寺・曹洞宗大慈禅寺の坐禅会に伺っております。


毎月第3日曜日の10時から約2時間
40分 坐禅
10分 歩行禅
10分 休憩
40分 坐禅
10分 読経(普漢勧坐禅儀)

坐禅が終わるとおかゆを頂いて終わります。
参加料(お布施)1000円です。




お食事を頂く前と後には、食事五勧の偈を唱えます。


坐禅は、簡単な作法がありますので、参加されます方は、少し早めに来られて、先輩から教えを受けてください。私がおりましたらお伝えいたします。

私は坐禅をすると、規則正しく大きく呼吸をするので、頭がすっきりします。おなかもすきます。家では毎日お経をあげていますが、こちらも頭がクリアーになりすっきりしますよ。なかなか仏教に親しむ機会も少ないこのごろですが、坐禅一度体験してみてください。

大慈禅寺 TEL096-357-9173 参加ご希望の方は事前に予約ください。

2021年5月16日日曜日

一日のつとめ

 定年退職した者は勤めがない、確かに毎日勤めには出ていきません。

でも、毎日は二四時間きっかりある。日蓮宗のお寺さんに教えていただいた食後の言葉「この命を無駄にすることなく日日のつとめにはげみます」とあります。仏道では、お経をあげたり作務をしたりすることだろうし、子どもは学校に行ったり遊んだりすることだろうし、勤め人は仕事に励みなさいということでしょう。私のつとめは何だろう?

退職してから、毎日朝四時過ぎに起床し、海外のドラマ映画(今は「ER」)を見て、ラジオ体操、ラジオ英会話、読経の後朝食。食後ランニングして、あとは、絵を描いたり、仏教の本を読んだり、家の片付けをしたり、買い物など。時々民泊の施設の清掃に行ったりして、そのうち夕方になって、食事の準備。九時ぐらいには寝る毎日です。もちろん、例外の日もありますが、コロナになって、家で過ごす時間が増えました。出かけるのも少なくなっています。

目標があります。持ち物を減らしたい。あの世?まで持っていけないので片付けたい。昔、お坊さんは出家すると身の回りのものは服と自分の修業のための道具と食器だけ。今でもタイなどのお坊さんは原則同じ。お金を持っていないので信徒さんから托鉢してお食事を頂く。何も持たない生き方、これ私の究極の理想です。しかし現実はちょっと無理。そこで、要らないものを片付けてそこに近づきたい。そこで、いろいろと捨てられないものが出てくる。親が残してきたもの。服などはリサイクルショップで販売してもらいましたが、まだまだ残っているので、何かにリメイクできないか?

昔、お坊さんの服は、信者からいただいたぼろ布などを縫い繋いで袈裟をこしらえていたらしい。今でいうパッチワーク?新たな私のおつとめの一つとなるのでしょうか?


2021年5月15日土曜日

熊本の仏舎利 花岡山

 熊本にも仏舎利があります。

熊本市内の花岡山、高森町、阿蘇町仙酔峡などです。

仏舎利は、お釈迦様の遺骨の一部を収めたところだそうです。

花岡山の仏舎利をご紹介します。



















お釈迦様の一生がレリーフに収められています。





花岡山から熊本市街が一望できます。

2021年5月13日木曜日

保険って何?人によってまちまち

 保険といえばまず生命保険を思い浮かべますね。そして、自動車保険、火災保険でしょうか。

保険は人それぞれです。そして、複雑で自分一人では何に入ったらよいかよくわからない。実はFPの私も、ときどき保険のプロに相談しながら加入したり解約したりしています。条件も内容もひとそれぞれで異なりますね。

まず、保険で分かりやすい話があります。

3億円預金がある人が、保険に入る必要があるのか?→おそらくですが、大きな負債や使う必要がない人の場合、生命保険は加入しなくてもよいかもしれません、なぜなら、収入が少なくても預金を崩せば生活はできるはずだからです。もし病気やけがをしても、健康保険を支払っていれば3割以下の自己負担で、よほど高額な自由診療など受けなければ治療はできるはずです。しかし、あまりが預金がなくて、養う家族もいる人は?もし、大きな病気にかかって手術や治療、入院費がかかったり、仕事ができなくなったり、命を落とすことになれば、それなりのお金が必要になります。そのリスクを補うのが生命保険です。資産が増えてある程度の年齢になるまでは必要と思われます。もちろんその人の条件によって加入すべき保険は様々です。

火災保険はどうでしょうか?→家が賃貸でも持ち家でも、もし火災を起こした場合は復旧費はもちろん消火や補償など大きなお金がかかります。地震・水害などの被害の補償もこの保険、自動車保険や賠償保険、傷害保険もこのグループです。生命保険と重複する内容の保険も一部あります。生命保険と違って火災保険に複数加入した場合は被害の補償は案分されますのでご注意を。ある人が熊本地震前に同じ物件に火災保険に2つ入っていて、もらえる補償額は総額で同じだからと聞いて1つを止めたら、解約した保険には地震保険が付いていたのに、残した保険には地震保険が付いていなくて全壊した家の地震保険がもらえなかったという話を聞いました。くれぐれも間違わないように。

というように、補償というのは、よく調べないと無駄に加入している場合、実は補償をカバーしていなかった場合などがあるので、保険のプロに確認してみないと勘違いしている場合があります。

生命保険の保険金と保険料、これも高年齢で加入した場合にはかなり保険料が高くなったり、年齢制限で加入できなかったりするので、必要と思う保険があれば、料金表を早めに調べてみるとよいです。リスクが少ない時は安いので、同じ補償内容で20歳から加入した場合と40歳から加入した場合で、補償が必要になった60歳までに、支払った保険料を調べたらほぼ同額だったということもあるので、どうせ入るなら若いうちからの方が良いと思います。

保険をかけかえる場合、保険の営業マンから進められる場合がありますが、事前によく内容を比較してほしいと思います。確かに、良い内容の保険が出たときや、時代に合った補償に変わった時など見直しの時期ですが、終身保険の積立利率が下がってしまう場合もあるので、解約してみすみすお宝保険を手放さないよう解約前に確認してほしいと思います。

保険はとても深くて広いので、FPのような専門家にいろいろ聞いてみて自分にふさわしいものに加入してほしいと思います。

家を購入でアドバイス

 家を購入するのはとても大きなイベントです。

私の場合、30代の時に新築マンションをローンを組んで1戸購入しましたが、バブルの時で一番価格が高かった時ではなかったでしょうか。金利も今よりかなり高かったですし、県外に転出していた時空き家が2年ほど続いて収入を得られず支払いはあるしこまりました。今思うことは住まいの選択肢はいくつもあったのではないかということです。

FPの立場で自分の経験も混ぜながら家の購入を考えてみたいと思います。

何のために購入するのか?

私の場合、実家から出て住みたいし、貸すこともできるから、という理由でした。

将来実家があるのでそこに住む可能性が高い場合→新たに購入するのは不要かもしれません。とりあえず、実家から出て生活したい場合は賃貸が無難だと思います。将来古くなった実家の修理代や新たに新築する場合の建築費を準備する必要があります。

将来実家に住む選択肢がない場合→まず投資目的での購入は、今後人口が減り、空き家がたくさん出ることを想像すれば現実的ではないと思います。賃貸して住むより自分の持ち家が欲しい場合、自分や家族のライフプランをまず立てて考えてみたいと思います。40年後の家族構成は?たとえばもし親子4人の家族が2階建てを新築した場合に、子どもたちは実家にいますか?80歳の夫婦が元気に2階を利用していますか?可能性は0ではありませんが、低いかもしれません。新築して40年目だと、水道、電気や外装、室内の改装など大掛かりな修理の可能性もあります。もし賃貸する場合も貸しやすいように修理しなければなりません。もし購入希望の場合は、賃貸や売却をしやすい地域に作ることです。少しでもリスクを減らしたいですね。

購入希望の方に私のおすすめは、中古の優良物件をまず探して購入して住んでみて、その後また希望すれば住まいを検討するということです。なぜなら、自分が購入して住んでいろいろ経験したうえで自分が最良と思う住まいと暮らし方を得られるからです。その例を一つ上げてみます。

上記の4人家族が1000万円の中古マンションまたは1戸建てを購入します。物件が多いのは、引っ越しが多い3~4月と9月。1年かけて探すと見つかりやすいと思います。条件は、もし賃貸か売却をしたい場合に良い値段で早く売れる物件です。

・立地が良い。駅やバス停から近い。水害など天災被害の心配が少ない。(ハザードマップを参照)

・便利。買い物をするスーパーやコンビニ、医院などが近くにある。

・子供がいる場合、希望する学校に近い。

・安全。車の往来や、不審者の出没、街灯のあるなしなど。

・マンションの場合、管理人が常駐している。近所の住人の様子に問題ない。

・築年数が古くない。たとえば20年未満など。耐震強度も心配ない。

条件はいろいろあります。特に、近所に問題がある住人が住んでいたりする場合、購入だと引っ越しできない、夜物騒なところだった。など購入後に問題が発覚する場合があるので何度も物件を見て近くの住人と話をしてみたり夜見に行ってみたりする必要があります。

中古物件を最初に選択するのは、安く購入できるのが第1の魅力です。失敗しても負担が少ない。でも1000万円の物件の場合、失敗するとダメージは大きいですので選択は慎重にしたいです。利息込み月10万円返済した場合、初期費用含めても10年で返済できます。支払いにまだ余裕があれば、積立して次に買い替える新築の資金をためたり、子どもの教育資金やほかの楽しみにも使えます。もし、3000万円の物件を購入した場合は、月10万円返済した場合、利息も多くなりますし30年以上かかるでしょう。もちろん修理代などは別です。

考えるポイントは、自分の一生は、都度変化するということです。子どもは?パートナーは?親は?兄弟は?いろいろその時々で条件は変化します。一度に大きな決定をするよりも分散して、何度も見直し良い方向に向かっていくのはどうでしょうか。

いずれの場合も、ライフプランを立てて、その時々のお金はどう変化(プラス・マイナス)するかを知ることです。無理な支払い計画は禁物です。見直しは何度でもできますので。

私の経験から書いてみました。




2021年5月10日月曜日

自利利他

 5月9日、ファイナンシャル・プランナー(FP)の勉強会がありました。テーマは、‟お客様本位のFP業務”についてでした。講師は、CFPの須崎雅保氏。「自分本位になるな。お客様の利益最優先」の話の中で、「利他主義」の紹介(資料①)がありました。これまさに、仏教の教え「自利利他」。曹洞宗の修証義(お経)には「愚人おもわくは利他を先とせば利省かれるべしと、しかには非ざるなり利行は一法なり、あまねく自他を利するなり」(資料②)とあります。愚かな人は、人助けを先にしたら自分が損をするというが、平等に助ける人も助けられる人も救われるのだ、といっています。修証義は明治時代に曹洞宗の高僧が曹洞宗の信徒のためにまとめたお経で2500年続くお釈迦様の教えをわかりやすくまとめたものです。たとえば満員電車で高齢の方や妊婦さんに席を譲ったりすることと同じですね。譲った人は心持が良いでしょうし、譲られた人は感謝するでしょう。これは、FPでいえば、相談者が保険を求めていて、自分の扱いがない商品の方がよりふさわしいと思えばそれを紹介しなさい。その時利益が得られなくても、そのお客様は感謝してまた相談にくるだろうし、他のお客様を紹介してくれるかもしれない。

仏教の教えがFPや介護や医療において共通の話題になることが多いことに気づきました。


資料①


資料②

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2021年5月9日日曜日

定年退職から2年半。

 2018年10月に60歳で定年退職し、今月で2年と7か月が過ぎました。2020年初めにコロナウィルスが発生・蔓延し世界中大変なことになりました。私が退職した後の期間の約半分はコロナ騒ぎということになります。予定していた計画のいくつかは中止したり大きく変更することになりました。しかし止めるわけにはいきません。私は20年以上前にファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を取得しました。この影響もあると思いますが、計画を立てること(FPではライフプランと言います)と見直し・検討することが癖になっています。もともとが好きだったのかもしれません。

私の考えの原点に、人は生まれたら死ぬということがあります。縁起でもないと思われるかもしれませんが、仏教の考えの基本でもありますし、生き物でこの例外は一つとしてありません。生きていれば100%経験することです。であれば1分1秒無駄にしたくはない。と思いますが、実はこれまで無駄なことを山ほどしてきました。若い時は何とも思いませんでしたが年を取るとあといくら時間が残っているかなとつい思ってしまいます。

話が飛びましたが、退職後のことに戻って、退職後にしたいと思ったこと、それは①苦手の克服、②得意を伸ばす、③死ぬ前にやっておかなければならないこと、の三つです。①は英会話ができるようになる、②は絵を描く、③は終活、です。英語は中学生の時から大の苦手で、大人になって海外に行ったときに会話が苦手で恥をかきチャンスを逃しました。いつか外国に行ったときに大いに語り盛り上がりたい!②は若い時も仕事でも絵に関る機会が多く好きだったので絵を描いたり物を作ったりして楽しめないか、③は自分の整理です。私物・手紙・写真などあの世には持っていけません。急に死んじゃったら後片付けをする人は大迷惑でしょう。パソコンやスマホの中身のいらないものは消去して処理の仕方も残しておく。やるべきことはいっぱいです。

退職してすぐにパソコンを習いに行きました。webデザインの初級です。お陰で、タブレットで絵を描くことを覚えました。2019年春から1年間は、東京国際仏教塾に入塾して、日蓮宗、浄土宗、浄土真宗、臨済宗、天台宗など各宗派のお寺などで体験修業したり、仏教の歴史について講義を受けてレポートを書いたり、そのうち半年は、曹洞宗の専門課程で尊敬する師僧に付いて修業と勉強をし、卒業後に戒名を頂戴しました。その卒業の年2020年春、コロナ感染拡大のため次年度の塾は休止。先生も80歳を越えられ、講師をおやめになりました。これも因縁。仏道、これは③でしょうか。

それから、2020年から南阿蘇で民泊を始めました。コロナの状況下、非接触型で、お客様とはお会いしない形式です。予約はネットで、連絡はスマホで、管理会社と相談しながら。コロナのためお客様は少ないですが続けています。FPも20年以上続けていますし他にもやりたいなと思うことはできればやりたいですね。

今後も時々状況を掲載したいと思います。ここが消息確認の場にもなる気がしますし。どうぞよろしくお願いします。

浅草の1日

  4月19日に、私が2020年に卒業した東京国際仏教塾の本年度の開校式と閉校式が行われ、記念講演を拝聴するために上京しました。 講演が終わり、久しぶりに同窓生と懇親会。浅草へ。 待ち合わせの雷門下、観光客でごった返し。浅草寺にお参り、熱心にお参りする外国人観光客。 合流して私が...