保険といえばまず生命保険を思い浮かべますね。そして、自動車保険、火災保険でしょうか。
保険は人それぞれです。そして、複雑で自分一人では何に入ったらよいかよくわからない。実はFPの私も、ときどき保険のプロに相談しながら加入したり解約したりしています。条件も内容もひとそれぞれで異なりますね。
まず、保険で分かりやすい話があります。
3億円預金がある人が、保険に入る必要があるのか?→おそらくですが、大きな負債や使う必要がない人の場合、生命保険は加入しなくてもよいかもしれません、なぜなら、収入が少なくても預金を崩せば生活はできるはずだからです。もし病気やけがをしても、健康保険を支払っていれば3割以下の自己負担で、よほど高額な自由診療など受けなければ治療はできるはずです。しかし、あまりが預金がなくて、養う家族もいる人は?もし、大きな病気にかかって手術や治療、入院費がかかったり、仕事ができなくなったり、命を落とすことになれば、それなりのお金が必要になります。そのリスクを補うのが生命保険です。資産が増えてある程度の年齢になるまでは必要と思われます。もちろんその人の条件によって加入すべき保険は様々です。
火災保険はどうでしょうか?→家が賃貸でも持ち家でも、もし火災を起こした場合は復旧費はもちろん消火や補償など大きなお金がかかります。地震・水害などの被害の補償もこの保険、自動車保険や賠償保険、傷害保険もこのグループです。生命保険と重複する内容の保険も一部あります。生命保険と違って火災保険に複数加入した場合は被害の補償は案分されますのでご注意を。ある人が熊本地震前に同じ物件に火災保険に2つ入っていて、もらえる補償額は総額で同じだからと聞いて1つを止めたら、解約した保険には地震保険が付いていたのに、残した保険には地震保険が付いていなくて全壊した家の地震保険がもらえなかったという話を聞いました。くれぐれも間違わないように。
というように、補償というのは、よく調べないと無駄に加入している場合、実は補償をカバーしていなかった場合などがあるので、保険のプロに確認してみないと勘違いしている場合があります。
生命保険の保険金と保険料、これも高年齢で加入した場合にはかなり保険料が高くなったり、年齢制限で加入できなかったりするので、必要と思う保険があれば、料金表を早めに調べてみるとよいです。リスクが少ない時は安いので、同じ補償内容で20歳から加入した場合と40歳から加入した場合で、補償が必要になった60歳までに、支払った保険料を調べたらほぼ同額だったということもあるので、どうせ入るなら若いうちからの方が良いと思います。
保険をかけかえる場合、保険の営業マンから進められる場合がありますが、事前によく内容を比較してほしいと思います。確かに、良い内容の保険が出たときや、時代に合った補償に変わった時など見直しの時期ですが、終身保険の積立利率が下がってしまう場合もあるので、解約してみすみすお宝保険を手放さないよう解約前に確認してほしいと思います。
保険はとても深くて広いので、FPのような専門家にいろいろ聞いてみて自分にふさわしいものに加入してほしいと思います。
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