2024年4月30日火曜日

浅草の1日

 



4月19日に、私が2020年に卒業した東京国際仏教塾の本年度の開校式と閉校式が行われ、記念講演を拝聴するために上京しました。


講演が終わり、久しぶりに同窓生と懇親会。浅草へ。

待ち合わせの雷門下、観光客でごった返し。浅草寺にお参り、熱心にお参りする外国人観光客。






合流して私が東京で仕事していたときに行ったことがあった、神谷バーへ。デンキブラン、これなんでしょうね。何がベースなのか今でも知りません。


駒形どぜう。ここも以前何度か行ったことがあって、美味い。ドジョウが。


最後は蔵前の宿の近くで、ラーメン元楽。老舗ぽい店構え。お店の方に聞くと、何度も代替わりして今は若いオーナーらしい。美味かったこのラーメン。お酒飲んだ後なのにスープ完飲。




楽しく過ごした1日。翌日早朝、宿の近くの隅田川沿いを散歩。

スカイツリーを眺めながら。

また、今年は何回上京するんだろうな。

2024年4月29日月曜日

本 人体解剖図(坂井建雄・橋本尚詞共著)

 ぜんぶわかる人体解剖図(坂井建雄・橋本尚詞共著 成美堂出版)


1月にチェンマイに行ってから、タイマッサージに通う同宿の日本人たちと仲良くなり、フェイスマッサージを受けたり、ハーブボウルを作ったり、チェンマイに伝わる古式マッサージ術のトクセンの施術を習いに行ったりして関心が高まりました。

チェンマイで仲良くなった鍼灸師のハリー氏に紹介されたのが、同じ熊本在住のタイ古式マッサージの施術師・ツグミさん。今、彼女を中心にタイマッサージを習得するためのレッスンを受けています。今後、何度かチェンマイに行き、タイマッサージ学校のレッスンを受けて行こうと思っていますが、人体の構造やマッサージの理論を知っていないと実践だけではマッサージを理解しづらく習得できないとのことだったので、解剖学の参考書を購入しました。

250ページ以上あり、人体の骨格や筋肉、内臓、血管、神経などカラーの図解入り。2週間ほどかけて、最後まで目を通しました。後半はなかなか頭に入いらない。なんか脳の容量がいっぱいになったようで何かを忘れないと新しく頭に入っていかない感じでした。一度目を通したぐらいではまだまだですが、腕の骨が上腕は上腕骨1本で前腕は橈骨と尺骨2本、大腿は大腿骨1本で、下腿は腓骨と脛骨2本というわかっているようでわかっていなかったことが山ほどありました。

シニア・セカンドライフとして仏教塾に通ったり民泊を始めたりしましたが、タイ古式マッサージはまた新しいSライフの始まりの予感がしています。

2024年4月19日金曜日

生きるとは何か

 4月19日、東京で行われた東京国際仏教塾の開校式と講演会に参加しました。


今年度は50名を超える入塾があり、OBとして嬉しい限りです。

さて、目当ての講演は、竹村元東洋大学学長、テーマは「宗教とは何か」。

漠然としたテーマですが、参加した甲斐がありました。

先生の答えは、「己事究明」自己とは何かの気付き、苦悩の解決でした。

そこで参加者が質問しました。「生きるとは何ですか?」究極の質問。

先生一言「利他。他者の苦悩の解決です」

私も仏教の教えで、好きな言葉が「自利利他」。自分が日頃できていないからなんですが。

曹洞宗の教義・修証義に、「衆生を先に渡して自らは終に佛にならず。利行は一法なり普く自他を利する也」とあります。

他人に施して多くの人が利他を行えば巡って自らも利を得る。それすらも考えない。

若いうちは、俺が俺がの気持ちでも、歳を重ねると、利他の心にかわるということでしょうか。歳を重ねられた仏教学者のお気持ちを直接伺えたのは貴重でした。

仏教は生きるための道標だと私は思っています。


2024年3月31日日曜日

四人の妻

 2月にチェンマイから熊本に戻ってきて、閉じていた阿蘇の民泊の3月からのオープンの準備や、タイの料理教室で習った料理の実践や、たまたま体験したタイマッサージに興味が沸き活動を始めたことなどで慌ただしく2ヶ月が過ぎました。

今月は2018年から翌年にかけて一年間学んだ東京国際仏教塾の式典があるので講演を聞いて塾の同窓と久しぶりに会う予定にしています。仏教塾は、会社を定年退職したら仏教を学ぼうという主旨の元、宗派を問わず仏教を学ぶ学校です。私は半年間は仏教総論を学び、後半は曹洞宗のコースに参加しました。今年も4月から新年度の講義が始まります。

私の曹洞宗コースの先生は曹洞宗の教化部長や大学の講師、お寺の住職など歴任され、多くの仏教関連の出版もされた中野東禅師で、私は2020年に塾卒業の後、師から秋雲昭道という戒名をいただきました。

ちなみにタイも仏教国ですが、信徒の多くは大乗仏教の日本と異なり、ほとんどが上座部仏教(小乗仏教)信徒です。何が違うのか?いろいろ言われていますが、私が思うところ、①お坊さんは私物(財産)を持たない。②食事は信徒から宅鉢のときにいただくお布施の食事で1日に1回のみ。③国民からとても尊敬されている。④子どもたちの多くがお坊さんの修行をする。など日本と違いがあります。私はタイの国民のほうに日本より道徳心を感じるのはこの違いのせいではないかと思っています。

これもちなみに、タイの人は死んだら人間かそうでなければネズミやミミズに生まれ変わると思っており(輪廻転生)、遺骨(灰)はお寺に納めるか散骨するなどで遺骨を代々墓に納める習慣がありません。私はあの世のことは死んだことがないのでわかりませんが、輪廻転生するのかはともかくタイの習慣はいいなと思っています。少子化、未婚が多い今の世の中、墓はどうする?など悩まなくて済みますから。

話がそれましたが、「四人の妻」中野先生の講話の中で時々出てきます。今はどうかわかりませんが以前アラブやアフリカで複数の奥さんを持っていいという習慣があり夫が亡くなるときその妻たちに一緒に行ってくれないかと尋ねたそうです。一人目の妻は無理だと答え、二人目も三人目も断りました。四人目の妻だけが一緒に参りますと答えたそうです。一人目の妻は夫の財産、二人目の妻は夫の肉体、三人目の妻は本物の妻、四人目は夫の心のたとえだそうです。自分の財産も肉体も奥さんも一緒について行くことはできない。お釈迦様が語られたお話だそうです。死んで連れて行けない無常なもの、そんなものに執着して悩んでも仕方が無いという教えですね。

中野先生はご健在ですが、いろいろと教えをくださった多くの先輩方はもう亡くなられました。今は先輩方々から教えていただいたことをあらためて見直しています。2500年あまりの歴史の中で培われた仏教の教えには歳をとって生きている今ならばこそ学ぶものが多くあります。


2024年3月17日日曜日

本 万病に効く 足裏マッサージ(呉若石・鄭英吉共著)

 万病に効く足裏マッサージ(呉若石・鄭英吉共著/マキノ出版)


1月にタイのチェンマイに行ったときに、宿で一緒だった日本人たちがチェンマイのマッサージ学校に通っており、いろいろな話を聞き私も刺激を受けました。タイ古式のトクセンや、ハーブボールなどの施術も体験してきました。今後はもっと詳しく知りたいと思っています。

熊本市図書館で見つけた本です。足裏に限るマッサージですが、足裏だけでも奥が深い。自分の手が届く範囲のマッサージなので自分でも施術できる。

なぜ足裏で体の健康具合がわかるのか?この本は、台湾で足裏健康を広めた呉若石神父の健康法の本です。呉神父は台湾で布教活動を行ったスイス出身の神父で、古くはインドや中国のツボの治療法の研究を知り、自ら台湾で施術を行い確立したマッサージ法を紹介しています。なぜ、足裏で体の健康具合がわかるのか?生命エネルギーである気の通り道である経絡(けいらく)が体を巡っており、それにより体の健康具合が足裏に現れるとのこと。痛みとして現れるのだが、痛みの強さが単純に病気の悪さに比例しているのではなく、体調や病気により施術を控えなければならないなどの注意点も書かれています。

体の部位別に反射区や施術による適応症が書かれており、特に自分に関わりがあるところは興味をそそりました。これから、予防も兼ねて足裏を揉んでみたいと思います。

2024年3月14日木曜日

タイ古式 トクセンの縁

 トクセン。聞き慣れない言葉だと思いますが、タイ伝統の古式マッサージのひとつです。


タイのマッサージの歴史は古く2500年前、お釈迦様の主治医と伝わるシワカ・コマラパ医師が創始者だと言われています。日本の禅宗や密教のお寺に伝わる涅槃図(お釈迦様が亡くなるときを描いた絵)に、お釈迦様の足裏を触っている古老の医師として描かれているものを見かけます。

タイ古式と言えば、ワット・ポーを本山とするストレッチ式のマッサージが有名ですが、北方タイのチェンマイに約1000年前に建国されたスコタイ王国に伝わる施術です。最近はバンコクでも見かける人気があるマッサージです。

なんといっても特徴は、木槌と杭。施術中にコーンコーンと杭を木槌で叩く音が印象的。杭からの振動が筋肉の奥まで届くと言い、腱や神経にも刺激を与えられると言います。


私は2月にタイのチェンマイでトクセンの1日レッスンを受講しました。1日だけではほんのさわり程度だと思いますが、コーンコーンとリズミカルな振動が体の奥に届いてきます。叩き方によるのでしょうが、痛くはありませんでした。私も先生の体をお借りして施術のまねごとをしました。レッスン後には木槌と杭を1本ずついただきました。さあこれで日本に帰って練習です。


日本に戻って、チェンマイで同宿で2週にわたりチェンマイの学校に通っていたハリー氏(鍼灸師なのでハリーさんと呼ばれていた。)を訪ね、フェイストクセンを施術してもらいました。リズミカルにトクセンが顔面を巡ります。もちろん、体全体を叩く道具よりも小さなサイズでした。チェンマイでフェイスマッサージを受けたとき、心地よさに眠ってしまったのですが、今回は会話しながらの施術だったのですが同じような心地よさでした。


ハリー氏から熊本のトクセンを施術する人を紹介してもらいました。サガリバナ熊本のKさん。熊本に戻って予約をして訪ねました。北区麻生田のAAカフェの一室。1人分の施術スペース。トクセンをメインにたっぷり揉んで叩いていただきました。会話の話題は、トクセンは何に効果があるのか?私は筋肉を叩いて筋肉をほぐしていると最初考えていましたが、彼女の説明では筋肉を包んでいる筋膜をほぐしているとのこと。筋膜をほぐすことで、付着している神経が発する痛みを和らげるらしい。叩くポイントはセン。中国式で言う経絡。センは細かいものまで入れると7万以上あるといいます。トクセンではその代表的なセンに沿って叩きます。


施術中うつ伏せの状態で鼻が詰まりました。鼻から息が出来ず、口呼吸のみ。今までマッサージを受けていてこのようになったのは初めて。帰ってネットで調べてみると、うつ伏せで頭の血が下側の鼻にも集まり血管が膨張したため、施術を受けリラックスして鼻甲介が膨張したためなど書いてありました。トクセンを受けてリラックスしていた証かもしれません。

Kさんと話をして気づいたのは、体が痛くなってから施術を受けに来るのではなくて、そうなる前に予防を兼ねて施術してもらうこと。タイではマッサージを受けに行く人が圧倒的に日本より多いとのこと。週に一度は通う。仲間と施術し合う、そんな光景を私もしばしばチェンマイの滞在で見てきました。Kさんに言われたのが、私の膝の皿が少し外側にずれているとのこと。このままだといずれ膝が痛くなるらしい。スクワットなどで内側の腿の筋肉を日頃から鍛えるように勧められました。まさに予防で病気を防ぐ。


チェンマイに1~2月に行ったことで、トクセンが縁で貴重な経験と人とのつながりをいただきました。これからそのトクセンの縁を広げ深めていきたいと思います。

2024年3月5日火曜日

本 メディカル・タイマッサージ入門(大槻一博著)

 メディカル・タイマッサージ入門(大槻一博著/BABジャパン)


先日、滋賀県の鍼灸師ハリー氏に会ったときに勧められたタイマッサージの本。

私がチェンマイに行ったときにタイマッサージ学校のことで参加者に教えてもらったことが、その学校の授業は実践が主で理論はあまり習わないということ。授業も英語がメインで片言の日本語混じり。

私がタイ古式マッサージのトークセン1日コースに参加したとき、タイマッサージの基本を勉強したことがなかったので、基本がわかって無くて先生に少し呆れられてしまい、事前に基本を知るのに何か良い方法がないかハリー氏に尋ねた際に教えてくれた本です。早速ネットで購入しました。

写真解説付きで骨格や筋肉の図もあり、科学的に紹介されています。トークセンやルーシーダットンが詳しく紹介されているのもうれしい。これからいろいろタイマッサージを学んでみようと思いますが入門には役立つ本でした。

浅草の1日

  4月19日に、私が2020年に卒業した東京国際仏教塾の本年度の開校式と閉校式が行われ、記念講演を拝聴するために上京しました。 講演が終わり、久しぶりに同窓生と懇親会。浅草へ。 待ち合わせの雷門下、観光客でごった返し。浅草寺にお参り、熱心にお参りする外国人観光客。 合流して私が...