4月19日、東京で行われた東京国際仏教塾の開校式と講演会に参加しました。
今年度は50名を超える入塾があり、OBとして嬉しい限りです。
さて、目当ての講演は、竹村元東洋大学学長、テーマは「宗教とは何か」。
漠然としたテーマですが、参加した甲斐がありました。
先生の答えは、「己事究明」自己とは何かの気付き、苦悩の解決でした。
そこで参加者が質問しました。「生きるとは何ですか?」究極の質問。
先生一言「利他。他者の苦悩の解決です」
私も仏教の教えで、好きな言葉が「自利利他」。自分が日頃できていないからなんですが。
曹洞宗の教義・修証義に、「衆生を先に渡して自らは終に佛にならず。利行は一法なり普く自他を利する也」とあります。
他人に施して多くの人が利他を行えば巡って自らも利を得る。それすらも考えない。
若いうちは、俺が俺がの気持ちでも、歳を重ねると、利他の心にかわるということでしょうか。歳を重ねられた仏教学者のお気持ちを直接伺えたのは貴重でした。
仏教は生きるための道標だと私は思っています。
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