2022年3月17日木曜日

大慈禅寺 涅槃会

 3月15日に大慈禅寺(熊本市南区川尻)の施食会に伺いました。



熊本県内の曹洞宗の寺僧さんや檀家さんが集まっての涅槃会。お釈迦様の涅槃の日に行われる追慕報恩の法要です。旧暦の2月15日で、一般には新暦の2月15日が多いようです。






11時から1時間余り法要の儀式が行われ、そのあとに延岡のお寺の住職様の法話がありました。



今回、貴重な大慈禅寺の涅槃図も拝ませていただきました。

たくさんの僧侶による読経を聞くと心が落ち着きいいものです。

2022年3月16日水曜日

宮城福島地震で熊本地震を思い起こして

 この度は宮城・福島地方の地震の被害に会われた方々にお見舞い申し上げます。

2011年の東日本大震災の被害地域と重なっているので、多くの方が不安を再び呼び起こされたことでしょう。私が住む熊本は2016年に最大震度7の熊本地震に見舞われました。本震で住まいは半壊となりました。その時住んでいた場所の震度は6強。今回の地震と同じ強さでした。夜中の地震でゴンゴンと揺れるベッドの上で倒れる本棚などをよけながらただ茫然と収まるのを待つだけでした。直下型か震源の深さや縦揺れ横揺れの違いなどで感じ方や被害の大きさは異なるようですが、たまたま余震本震とも夜間だったので、もし日中に起こっていれば通勤や仕事場、繁華街、人が集まる建物などでの被害はまちがいなく大きくなったと思います。今回は新幹線が脱線しましたが、乗客はとても怖い思いをされたと思います。

このような災害や大きな事故があると、そのとき考えます。もし、災害や事故などでわが身が突然最悪の状況(亡くなるなど)になった場合に、身の回りはどうなるか?仕事や、家の中のことや、身の回りのものや、貴重品や、不用品や、仏壇や、墓や・・・。自分がやり残したことをだれかが引継ぎ整理、処分することになる。突然の大きな病気の場合もそうでしょう。津波ですべて流されてしまったら、タンス預金まで流されたと悔やんでおられた方がおられました。もちろん命が最優先ですが、防災の用具や貴重品は事前に整理して準備、不要なものは処分しておいていたらと。タンス預金で思ったのですが、以前見つからなくなった親のお金が後日古新聞に挟まれていたり、関係ない引き出しから見つかったことがありました。もしかすると古新聞に挟まれたまま回収されてしまったお金があったのではないかと思いました。それで私が親の身の回りのことを手伝うようになりました。災害も事故も病気も、老化の認知症もこれまでの「あたりまえ」があるとき突然、もしくは気づかないうちに全くそうでなくなる。人には寿命があるのでかならずいつかはそうなる。では、早めに整理したり、片付けたり、まとめておいたり、引き継ぐ人に分かりやすくしておいたらよいに違いない。

なかなかやれてないことではありますが、私も60歳過ぎてそろそろ。片付け、整理、断捨離。引継ぎの準備などをまた考えた次第。これを書いたあとすぐにこの机の周りから片付け、整理をしたいと思います。

2022年3月13日日曜日

介護を考える 親の介護~老後の準備

 父は熊本地震が起きた2016年に93歳でかかりつけ医院の系列のサービス付高齢者住宅で亡くなりました。振り返ると父は85歳ごろに自家用車の運転が危うくなり免許返納しました。私が「人をひいてしまう前に車に乗るのをやめて。」と言ったのを覚えています。戦中派の人で倹約家の父でしたがやはり85歳ごろから面倒になってきたのでしょう、私にお金のことや家のことを相談するようになりました。私がFP資格を持っていたから安心していた気がします。88歳の時に家で転倒して骨折し総合病院の外科に入院しました。退院後に内科に再入院したのですが、院内でのリハビリが十分でないことに気づきました。先生に他の外科に通院したいとお尋ねしたことろ、他科受診の問題があり難しいとのこと。これ、国の医療費負担を減らすことが裏にあるのではないかと思いました。打開策はないのか?自宅に戻るか介護施設などに入所すれば、外科を含む諸々の病院にかかれることがわかりました。早速医院系列のサービス付高齢者住宅(サ高住)に入居しました。その後は家のことはすべて子どもに任せてのんびり過ごしていました。晩年は入退院を繰り返し、父の場合は最後はサ高住でみとりました。

日本人は米国に比べ平均寿命が男女とも約7~8年長く他国に比べかなり長い老後が待っています。もちろん、平均寿命通りになるとは限らず、健康で長く生きられれば良いのですが、寝たきりになったり、認知症を患ったりすることもあります。昔のように家族みんなでお年寄りのお世話を分担してすることもできなくなり、一人の家族に負担が集中したり、それもできなくて、地元にいる独居の高齢者の方も多くなっています。

日本の場合、国の介護制度は特に重要だと思います。40歳から保険料を支払いますが、高齢者の方で、介護保険は支払ったのに保険金はもらったことがないといわれる方がいますが、いつそのお世話になるかわからない。すぐかもしれない。その時のために、まず介護の窓口となる市町村の高齢者支援センター(熊本市は最寄りの「ささえりあ」)を知っていてほしいと思います。相談すれば、ケアマネージャーが相談窓口となり、必要な場合は、介護認定審査の手配をしてくれます。まだまだ大丈夫だろうと思っていた方が、倒れて寝たきりになったり、認知が進んでしまい身の回りのことや判断ができなくなる前に、まず一度話をしてみるのは良いと思います。介護に関する情報誌(熊本市の場合は、「くまもと介護知得情報」)をもらって目を通すだけでも役立ちます。

自分の介護を考える時、何歳から考えたらよいのか?一つの目安として、サービス付き高齢者住宅の場合、60歳から介護度の認定がなくても入居できます。この施設は介護施設ではなく、法律上はアパートなど賃貸住宅と同じです。介護を受けることが可能なアパートのイメージです。健康で60歳過ぎの方が、そこに住居を移して仕事や旅行などに出かけられる方もおられるとか。管理人がいて、食事付き、郵便なども管理してもらえるアパート、とても便利な気がします。

介護を考える はじめに

 介護は、英語では、nursingまたはcareというそうです。介護施設はnursing home。これって、看護、看護施設のことではないのか?と思いました。

日本と米国の平均年齢を比べると、2020年度で、日本は男性が82歳、女性が88歳。米国では男性が75歳、女性が80歳だそうです。ちなみに米国は、コロナの影響で前年より平均寿命が下がったそうです。平均寿命、日本と米国でこんなに差があるんですね。ということは、単純に考えると老後が男女とも7~8年日本の方が長いのです。介護・老後と言っても国によって大きな違いがあるのではと思いました。

人生100年時代と言いますが、果たして健康でいられるのは何年でしょうか?世界の中で最も老後が長い国にっぽん。この長い老後をできるだけ安心して生きていくには事前の準備が大切だと思いました。もちろん、病気や事故で平均寿命より早く亡くなる場合もありますし、もっと長く生きる場合もある。

20年ほど前にファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を取りました。プロとしての活動はありませんが、学んだことは結構自分や周囲には役立つこともあったと思います。少ない経験ながら役に立ちそうなことをこれからときどきこれからの自分のことも含めて考えてみたいと思います。


浅草の1日

  4月19日に、私が2020年に卒業した東京国際仏教塾の本年度の開校式と閉校式が行われ、記念講演を拝聴するために上京しました。 講演が終わり、久しぶりに同窓生と懇親会。浅草へ。 待ち合わせの雷門下、観光客でごった返し。浅草寺にお参り、熱心にお参りする外国人観光客。 合流して私が...