今年(2023年)3月にノーベル賞受賞作家の大江健三郎氏が亡くなりました。大江氏の作品は読んだことがなかったのでこの機会に熊本市の図書館に借りに行きました。芥川賞を受賞した「飼育」を読みたかったので検索機で探しましたが貸し出し中。全集は多数あったので、受付の人に検索してもらい「飼育」も収録している「奇妙な仕事・死者の奢り」を借りました。
大江氏は1935年生まれ。愛媛の山村で生まれ育ち、東京大学を卒業。借りた本は作者が20代の頃に書いた作品が集められています。10歳で敗戦を迎え戦後復興期が学生時代、学生運動の高まりや高度経済成長、貧富の差の拡大、経済の停滞など戦後日本を体験して多数の作品を残した作家だということを知りました。
著者の作品は、原体験を元にしたフィクション。少年期~青年期の劣等感や性の目覚め、都会生活での閉塞感・孤独感が強烈に描かれながら、じめっとはしないで元気よく描かれています。
我が家には読んでいない本が山のようにあります。最近は読書時間が減っていたのですが、また読み始めるかどうか、本の活用?も検討中です。
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