2022年2月22日火曜日

定年退職後の手続き

 60歳で定年退職してから3年余りがたちました。

たまに定年退職後の税金や社会保険についてどうだったか尋ねられることがあるので、思い出しながら簡単にまとめてみたいと思います。

●年金

厚生年金も基礎年金もこれから原則65歳から支給ですね。収入がない期間は生活費などを何から捻出するか?退職後の収入源がなければ退職金、預金などが必要です。一般的に夫婦の年間生活費が250万~350万円ぐらい必要と言われていますので、5年であれば1250万円~1750万円となります。退職前に継続雇用や再就職の検討も必要です。年金保険料の納付期間は60歳までです。

●所得税

勤め先が計算して支払ってくれていましたので、自分でやるのは苦手なところですが、9月に退職したので、翌年確定申告して後にかんぷがありました。その後、収入がないか少ない時期は非課税になります。

●住民税

これも所得がないか少ない場合は非課税になります。収入があれば収入に応じて課税されます。

●健康保険

勤め先の社会保険の継続加入、国民健康保険への移行など複数方法がありますので社会保険、自治体窓口に問い合わせてみるとよいと思います。保険料は退職後も収入に応じて支払います。

●失業保険

勤め先で勤務期間がある程度ある場合は失業保険の申請をうけられます。諸々条件がありますのでハローワークで尋ねてみるとよいと思います。職業訓練の制度もあり補助を受けて訓練することができます。

●退職金

退職金は、銀行や信託銀行でいったん預金して、必要な額を必要な時期に引き出すことをお勧めします。他の預金より利息が高いものなどもあるので、利率やサービスなどを複数の銀行を比較してみるとよいと思います。管理料がかかる場合もあります。使い方を事前に計画しておかないとずるずるお金を使ってしまう心配も。一度に退職金としないで、年金を選べる場合もあります。その際に、期間確定か終身かなど選択が必要です。

勤め先が本人にかわって行っていた手続きは、退職すれば自分で行わなければならなくなります。選択を間違うと不利になったりするので、自分で情報を得て判断するのが苦手であれば、一度ファイナンシャルプランナー(FP)や税理士に相談するとよいと思います。まず、おおまかな相談を電話やメールでして必要であれば改めて詳細を相談するようにすれば、最初の相談料は安いと思います。退職後のお金の使い方や計画はライフプラン表やキャッシュフロー表を作ると可視できてわかりやすいと思います。


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