大胆にも、先日読書1日1冊という目標を掲げましたが、早速挫折しています。やっと、2冊。気になるフレーズを抽出してみたいと思います。
ペスト(カミュ/新潮文庫)
この2年余りを考えればまずこの気になる1冊。実家に残っていました。家族のだれが購入したかは?
●p319:病疫のこの突然の退潮は思いがけないことではあったが・・・
やはり、コロナのことがあって、どのように終焉するのかがとても気になりました。ペストの場合は、街が封鎖され、感染者と死亡がピークを迎えた後、突然街から消え去った媒介のネズミがまた姿を現しました。ネズミも人も耐性を身に着けたのだろうか?ペストは消え去るだろうがこれまでの歴史で繰り返されている通りまたいつか現れるに違いありません。
●p138:一人の人間の前半生は上昇、後半生は下降、その人間の一日一日はもはや彼のものではなく、いつ何時奪い去られるかもしれない
その通りだと思います。60歳を過ぎてますます同感です。
感想:会話の部分は読みやすいですが、説明の箇所は難しい。外国の翻訳なので読むのに時間がかかりました。いつかはペストと同様コロナも終焉を迎える。その時のために着々活動の準備をしておこうと思いました。
野菊の墓(伊藤左千夫/新潮文庫)
明治39年発表の15歳の男子と17歳の女子(数え年)の純愛小説。女の子が年上だということで男の子の親たちに反対されるという今では考えにくい環境。女の子は望まぬ結婚を強いられその後衰弱して死んでしまう結末。
★コメントが種明かしになってしますので結末を知りたくない方は今後コメントをお読みにならないでください。
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