2019年年末にコロナウィルスが確認され、2020年に入り大流行しました。私はその年の4月に東京国際仏教塾の曹洞宗専門課程を卒業しました。1年間仏教を学ぶ貴重な経験でした。中野東禅老師に師事し、卒業の際に戒名を頂戴しました。師のユーモアを交えた授業は、仏教を身近なものと感じこれからの人生の支えにもなると感じました。曹洞宗の教えの中で常に心にとどめていることは、「掃除、洗濯、料理、食事、入浴、トイレに至るまで日常生活すべて修行。一日を丁寧に感謝して生きる」ということ。私は、毎朝お経を上げ、食事の際は、食事五観の偈を唱え、月に1度大慈禅寺の坐禅会に参加しています。修行というと苦行のイメージがありますが、毎日やっているとやっていないときの方が落ち着かない。朝早く用事があるときは車の中でお経を上げながら運転したこともあります。お経は、東禅師監修のお経のCDを聞きながら上げています。最中にいろいろ思い出したり思いついたりすることがよくあります。修行僧なら集中しなければなりませんが在家の私の「修行」は日常を大切に生きるがテーマなので思いつき思い出しはすぐメモする。実は、民泊のアイデアなどもそのとき浮かんだりします。多いときは1時間ほどのお経中に10件以上メモします。仏壇前でお経を上げているので先祖の声が降りてくると言いたいところですが、実際には自分が目覚めてクリーンになった頭に浮かんだり思い出す感じです。忘れ物もあまりしなくなりました。坐禅を組んでいるときは無の境地になったり眠くなったりしません。呼吸を整えるためにいつも数字を数えているのでそれで1時間ほどの坐禅は終わってしまいます。不思議に心地よく座っているだけでも腹が空いてその後お昼のおかゆを美味しくいただいています。
今ipadで絵を描いています。絵を描くのも修行の一つ。題材の一つが涅槃図です。仏様を描けば写仏になります。将来、お寺の涅槃会で涅槃図の解説ができるまでになれたらと思っています。
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