2023年1月3日火曜日

本 タイの僧院にて(青木保著)

 青木保著/青土社


文化人類学者・青木保氏の著書。エッセー、旅行記。
ちょっと手に取りにくいタイトルと表紙の写真?
熊本県立図書館の本棚で偶然見つけた本です。私は定年退職後在家得度したり涅槃図を描いたり、近々タイに行くつもりなので、このタイトルが目に飛び込んできました。
著者が33歳のときにタイで調査の仕事があり、そのまま約半年間、厳格なタイ仏教の寺で修行をした話です。どんな寺でどんな修行をしたのか?なんで33歳という歳でなのか?まず後書きを読むととても読んでみたくなりました。
タイの仏教は日本で主流の大乗仏教とは異なり、上座部仏教(テラワーダ)です。何が違うのか?タイの男子の多くは一度は寺で修行します。時期は雨期の雨安居(7月~11月)のとき。未成年は短い期間で修行して、僧侶を目指す人は3ヶ月半寺で修行をします。修行の中心は読経(パーリ語)と瞑想。一部は寺に残り僧になりますが、多くは還俗(げんぞく/スック)し社会に復帰します。食事は日の出から正午まで1~2回。食事は毎日托鉢していただいてきます。
青木氏は約半年寺で修行して得度したこの経験が人生を変えたらしいのですが、私が定年退職後東京国際仏教塾で1年学んだ経験がちょっとオーバーラップしました。

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