ツボは壺ではなくて、マッサージなどで言うツボの話です。
10月31日にNHKで放送されたトリセツショーでテーマが「ツボ」でした。私はタイ古式マッサージを習っていて、足のツボや気の流れである経絡やセンに興味があるので見ました。あらためてツボに関する話をまとめてみたいと思います。
●痛みの原因は?
体の不調な部位で炎症が起こると、白血球が炎症を押さえようと集まり熱を発します。同事にヒスタミン、セロトニンなど痛みを起こす刺激物質が生産されて脳に伝わり痛みを感じると言われています。
●なぜ内臓や筋肉の不調が足ツボに現れるのか?
内臓や筋肉の不調や痛みは、部位の末梢神経を伝って脊椎の脊柱管内を通っている脊髄(神経の束)から脳に情報が伝わるのですが、脊髄内で情報が座骨神経にも伝わり、その神経の先端の足裏の末梢神経に不調や痛みが現れる、それが足ツボだそうです。(私が番組を見ての解釈)
●痛んだ部位を修復する方法は?
痛みが生ずる体の部位や部位を取り巻く筋膜、それに関係するであろう部位をマッサージすることで筋膜等が緩み、血液やリンパの流れが順調になり、老廃物が流れ出すと共に酸素や栄養分の供給も豊かになり、痛んだ部位は正常な状態に戻りやすくなる。
●足ツボを押すとなぜ痛みが減少するのか?
番組ではその理由がよくわかりませんでした。「痛気持ちいい程度に3秒」だそうです。あくまでも私の解釈ですが、足ツボを刺激することで、その神経につながる痛んだ体の部位が回復するよう脳に指令を送るためではないか?私の解釈です。
私はマッサージを受けると肩がすごく凝っていると言われますが、日頃あまり肩のこりや痛みを感じません。と言うことは、痛みを脳で感じて修復指令を出していないことになります。ということはますますこりが増していく。ならば、直接肩をさわって筋膜を解し血流の流れを良くし、酸素や栄養が行き渡るようにする。また、肩凝りが現れる足ツボを刺激して脳に修復指令を促す。ということになるのでしょうか。
タイマッサージを学んで思うことは、病院に行かなければならないほど具合が悪くなる前に、マッサージの施術者に体の具合を見てもらったり、自主トレーニング代わりにストレッチしてもらったりして、体調を健全に維持する。できるだけ長く健康でいられるサポートをしてもらう良き健康アドバイザー。それがマッサージの一つの大きな役割ではないかと思いました。
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