2022年2月13日日曜日

本:新井満「幸福論」

定年退職後のセカンドライフで、本をよく読むようになりました。その中で興味深かった本を紹介したいと思います。

●「幸福論」新井満著

仏教塾に通っていた時に、曹洞宗コースの講師の中野東禅先生が「千の風になって」を話題にお話しされて興味を持った本です。

新井満氏は「千の風になって」の訳詞と作曲で知られる芥川賞作家。広告会社・電通に勤務。シンガーソングライター。

東禅先生と新井氏が対談で、

・「みんな死ぬのになぜ生まれてきたのか?」「生まれたらみな役割がある」(新)

・釈迦の説く徳幸せは「こよなき幸せ」。尊敬、博愛、家族愛、謙遜、感謝、安穏。(東)

・無我夢中に生きる中に本当の幸福がある。(新)

など興味を惹かれるコメントがあり、新井氏の作品を読んでみたくなりました。

東禅先生の講義でも新井氏の「千の風」の話が出てきて、「『そこ(お墓)に私はいません』というけれど、(亡くなった「私」は)残された人たちの心の中にいる。」という話にすごく共感しました。「人は危機に瀕した(たとえば戦場で瀕死の重傷を負った)とき、『おかあさん』と叫ぶ」という先生の話も、この「幸福論」の中に同様の話が出てきます。「幸福論」は、今から30年前の1992年に出版されており、新井氏が観た映画について語るという構成で、2022年の人口爆発と環境破壊を描いたSF映画の紹介などタイムリーでとても興味を引く内容でした。





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