60歳で定年退職して3年、生命保険の見直し中です。
1.残りの人生が少なくなってきた(けっこう長く生きてきた)
2.定期保険の見直し
3.その他の保険の見直し
具体的にどのようにするのか検討します。
1について、若い時は、もしもの死亡や重度障害のリスクを考えて定期死亡保険に加入していましたが、すでに解約。お葬式代ぐらいの終身保険は継続。医療保険とがん保険は掛け金の減額を検討しています。古い保険商品は入院‣通院○日以上など条件付きのものがありますが、国の医療費削減や医療の進化もあって入院日数が短くなっているので、条件付のものは見直す必要があるかもです。「契約の年齢が65歳まで」と契約条件がある商品もあるので、ぜひ65歳になる前に一度見直しをしたいと思います。
2について、補償額の見直しをしたいと思います。後期高齢医療費負担も1割から2割負担に変更と世の中は高齢者に厳しくなる方向です。入院・通院や手術・抗がん剤の補償など必要な補償があるのか、また入りすぎていないかなど見直しをしたいと思います。
3について、個人・家族のための保険は、医療や終身保険に限らず、介護保険や収入補償保険などがあります。また火災保険、自動車保険なども定期的に見直す必要があります。持ち家の場合、火災保険に地震保険はつけているか、家財の補償は少なすぎないか、個人賠償に加入しているかなど。自動車保険は運転者の制限は漏れがないか、特に外車や高級車はかなり保険料が高額になるので、保険料を考慮して大衆車に乗る、リースやレンタカー、シェアを利用するなど。高齢になると事故のリスクも高まるので、いつ自家用車を手放すと決めておくことも。将来の計画は、自分のライフプランおよびキャッシュフロー表を作成してみるとわかりやすいと思います。
介護保険の加入を検討する場合は、介護が必要となる年齢に近づくと保険料がアップする場合があるので、ぜひ事前に支払総額のシミュレーションをしてみるとよいと思います。介護保険の支払い条件は、介護2か3だと思いますが、国の審査判定も年々厳しくなっているようです。
保険の特徴として、生命保険はたとえば20歳で加入する場合と40歳で加入する場合とで60歳で病気で保険金を受け取る場合、支払い期間は前者が40年、後者が20年ですが、支払総額はほぼ同じという場合があります。とすると保険料が安くて補償期間が長い若い時に加入した方がお得で安心ということになります。上記で41歳で病気をして保険金を受け取る場合はもちろん40歳で加入の方が保険料の支払総額は少なくなりますが、保険は万一の場合と可能性が高い場合を総合的に考慮すべきです。
定期保険は収入が少ない若い時に利用して、年齢が増して余裕ができれば貯金や金融商品の運用でリスクに備えるのが理想だと思います。特にリタイア後は年金だけの収入では生活費が足りずに貯金を食いつぶすリスクもあるので、年金以外の収入を事前に準備するのも一案です。リタイヤ後の計画は、50歳ぐらいで一度考えてみるとよいといいます。
相続で資産が増える場合があります。預貯金・金融商品や不動産などです。相続人同士で争ったりしないように、被相続人(親など)や相続人(兄弟など)と事前に相談し合うことができればリタイア後の生活設計にも余裕が生まれるでしょう。
私はファイナンシャル・プランナー(FP)なので、このようなことを定期的に検討してみるのですが、苦手な方はぜひ一度専門家(FP)に相談していただきたいと思います。
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