牧野新日本植物図鑑(北隆館)
NHK朝ドラ「らんまん」が本日9月29日最終回となりました。このドラマ、私は関心があり、ちょくちょく見ていました。主人公の萬太郎は、植物学者・牧野富太郎博士がモデル。
この図鑑は今から50年ほど前に買った物です。昭和36年に出版された、牧野日本植物図鑑の改訂版。私は小学生の時から大人に交じって植物・昆虫採集をしていて、牧野植物図鑑はあこがれの本。定価5500円だったので私にとってはかなり高価な本でした。図鑑といえば、カラー写真や原色で描かれた物が人気で、この植物図鑑は挿絵を除いて白黒なので、ちょっと地味なのですが、日本を代表する牧野博士の図鑑なので別格でした。
ドラマでは、牧野博士の奥さん・スエ子さんが営んだ渋谷のお茶屋の玄関にあったヤマモモが、図鑑で原色の絵4枚の1枚に描かれています。相当緻密に描かれています。
ドラマで、牧野博士の早くなくなったおかあさんのが大好きだったバイカオウレン、牧野博士が池に転げ落ちて偶然見つけたという海外でも評判になった食虫植物のタヌキモも収録されています。
ネットで図鑑を探すと、私が持っているのと同じ図鑑は売り切れています。ドラマの影響で興味を持った方が増えたのでしょう。今は昆虫や植物採集をする子どもは私が子どもだったときより減ったみたいですが、ドラマを見て興味を持った子どもがまた増えればうれしいです。
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