2024年2月16日金曜日

涅槃図見学ツアー

 2月15日は、お釈迦様が亡くなられた日。

熊本市の横手で行われた涅槃図見学ツアーに参加しました。

涅槃とは、悟りを開いた人がこの世を離れることで、涅槃図とはインドのルンビニの森でお釈迦様が亡くなられたときの様子を描かれた絵を指して言います。大きなものは縦が3mほどもあり、中央に横になったお釈迦様が描かれ、周りにお弟子さんやお釈迦様の母マヤ様、諸々の神様や多くの動物たちがお釈迦様が亡くなったことを悲しむ様子が描かれています。

熊本市横手にあるお寺の涅槃図を見て回るツアーは、熊本地震やコロナの影響で長らく中止されていましたが、今回、友人から開催されることを知らせてもらい、参加してきました。参加費は700円で、資料と御朱印帳、和菓子がついていました。主催は一新校区自治協議会。涅槃図を公開したお寺は五寺。妙立寺、實成寺、本覚寺、安国禅寺、正立寺です。










参加者は大人が約70人ほど。小学生が課外授業で団体でやってきていました。


国内の涅槃図の多くは江戸時代に描かれたもので、もともとは中国で描かれた涅槃図が日本に持ち込まれて、絵師たちによって描かれ、全国に広まったそうです。お釈迦様が北枕で中央に横たわり、その周りにお弟子さんや神様、動物たちが描かれているのは同じですが、絵の依頼主を描き入れたり、中には描き忘れているものもあったりで見比べると楽しめます。

正立寺の涅槃図には仏教では好まれない、干支にもいない猫が描かれています


涅槃図の中には、今は忘れ去られてお寺のどこかで眠っているものもあるのではないでしょうか。

涅槃図は、芸術作品というより、仏教を広く伝えていくためのものであると思います。絵の中に作者の名前は書かれておらず、構図もほとんど同じです。私は仏様を描き写す写仏が大きくなったものと考えています。私はお寺の了解を得て何枚か涅槃図をipadで写仏したことがあります。時間はかかりましたが楽しみながら描くことが出来ました。


2023年に報恩禅寺(熊本市)の涅槃図をipadで写仏しました

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