雪虫 ある女性の記録(ジョージやまだ著)
私は今実家に500冊はあると思われる本を整理している途中です。私の本あり、家族の本あり。懐かしい本、見覚えのない本、いろいろ手を止めては読み返したり・・・整理は遅々と進ません。
私がサラリーマン時代に東京でお世話になった代理店の方が定年退職されるときにいただいた本。発行は1998年です。著者は東京生まれの戦中派。第2次世界大戦も半ば、東京の下町から新天地を樺太に求めて家族で旅の途中、縁あって北海道の室蘭に定住。子ども6人抱えて新天地で苦労する当時の母の様子と生き様を、人生を終えようとする今の母の姿をダブらせながら、決して暗くはなく、母への愛情を持って描かれた母の思い出のエッセイです。
私も今年母を見送ったところなので、自分のことと重なることも感じながら読み返しました。定年退職をして、自分史を書いたり、親のことを書いたり、自費出版をされる方も結構おられるようで、父も亡くなる前に半生を書いた本を出していましたが、実家の本を整理していると父の知り合いの方が書かれた本や冊子がいくつもありました。私の叔母からも俳句集を3冊もらっています。
それにしても、遺品の整理は大変です。残された本もですが、写真や手紙、住所録などは燃えるゴミで捨てられないものもあるので、選別しながらシュレッダーで裁断したり、捨てられないものはゴミ処理会社に処分をお願いしたり、結構面倒してます。出来れば元気なうちに、整理しておいてほしかったなあと思いながら、整理中の日々です。
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