定年退職して、まだやってなかったことをやってみよう、が目標の一つだったのですが、裁判所で初めて傍聴してきました。
インターネットで調べると、地方には、地方裁判所、簡易裁判所、家庭裁判所がある。地方裁判所は刑事・民事の第1審の裁判を行う。簡易裁判所は地方裁判所より小さな案件、家庭裁判所は家事事件や少年事件の審判を行うところだそうです。
ドラマなどで裁判の様子は見たことがありますが、実際に裁判所に行って見たことはありません。そこで、またネットで調べてみると、一般の人も見ることが出来るらしい、傍聴と言います。もちろん傍聴できない裁判もありますが、傍聴できるかどうか裁判所の掲示板に表示されています。
早速熊本地方裁判所に行ってみました(家庭裁判所は別の場所にあります)。夕方だったのでとりあえず下見のつもりでしたが、玄関を入ったところにある掲示板を見ると、その日の案件が表示されています。1~2件だろうと予測していたのですが、朝から17時までびっしり予定が入っています。それぞれ、新件(初公判)、審理、判決があり、最後が新件、それを傍聴することにしました。傍聴のことでわからないことは 事前に警備の方に親切に教えてもらえました。
傍聴入り口から入るとすでに公判中で、原告は不法滞在(オーバーステイ)した外国人。法廷には、原告の他には裁判官、検察官、弁護士、事務官(書記官?)、通訳と警備員2人でした。傍聴人は5人でした。
弁護人や検察官から原告への質問が通訳を通してあり、最後に検察官からの求刑がありました。その後、裁判官から判決の日程を告げられました。おそらく原告はこの後、国に強制送還されるのでしょう。原告は反省の弁を述べるとともに、また日本に来たいとも言っていました。
原告が話した中で、給料が安かった、仕事がきつかったと言っていました。技能研修生として日本に来たときの契約内容は余り理解していなかったようでした。日本は今超高齢化社会です。労働者不足で外国からの労働者の協力が必要です。海外からの労働者の労働条件を整えて安心して日本で働ける環境作りが早急に必要だと感じます。
まだやっていなかったことをやってみよう、次は今後県議会や市議会の傍聴に行ってみようと思います。
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