2024年夏、チェンマイへ。まとめ

 今回は、母が亡くなったので、急遽スケジュールを変更して帰国することになりましたが、諸々変更の手続きも、うまく行えたものと、うまくいかなかったものがありました。

1．日本へ帰る飛行機

いつもネットでスカイスキャナーで便を探し、ほとんどトリップコムで予約しています。時には福岡からチェンマイまでが2万円を切ることも。割安なチケットなのですが、日本への帰りの便1.4万円で購入した割安なバンコク→福岡のチケットは返金や変更ができないチケットだので、返金は0円ですが、いったんキャンセルして次回また取り直しすることにしました。今回急なことだったのですが、当日のチケットをスマホで日本語でトリップコムで予約できたのは安心でした。

2．海外旅行保険

持病がある私は、この保険が必須です。海外でもしも持病が悪化して病院にかかった場合でも保険適用される特約付きの商品に加入します。知人の保険代理店でいつも加入していて、変更手続きを頼みました。帰国した日で契約期間が終了します。残りは返金されます。注意が必要なのは、いったん帰国したら契約が終了することです。帰国して用事を済ませてまた出国した場合は、新たに保険に加入しないと無保険になってしまいます。

3．宿泊代

今回もチェンマイのフローゲストハウスに宿泊予定でした。今回から支払いの方法が変わり、宿泊予約した17日分全額を事前に支払うシステムになりました。これはちょっと負担が大きいので検討していただきたいと思っています。2泊しかしていないので、残りの15泊分は次回分に回してもらうことになりました。

4．海外データ通信

私が使用しているスマホがauなので、これまで世界データ定額を利用していましたが、これが終了し、au海外放題というのに変更になったので、1日490円から800円に値上がりしたのですが、それに事前予約しました。これに問題が生じました。17日分申し込んだのですが、なんと期間変更できないとのこと。3日しか使用していないのに1.3万円あまりの17日分の使用料全額を使用していないのに払わなくてはなりません。これはおかしいですよね。クーリングオフができたり宿泊サイトでは２日前まではキャンセル無料だったりするのに・・・とても残念です。次回は策を練りたいと思います。

とりあえず、変更したりキャンセルしたり・・・旅のスケジュールが変わることがあります。今回、そのときの準備や確認が必要なことも痛感しました。

2024年夏、チェンマイへ。その3

 ６月１５日土曜、７時過ぎ大阪に住む妹から母危篤の知らせがありました。

今日からタイマッサージスクールのレッスンの予定だったのですが・・・。

実は、入院中の母の具合があまり良くなくて、熊本を出発する前に、もしもの事があればと思い、事前に葬儀場を妹と下見していました。もし、タイに行っている間に亡くなった場合の葬儀などのスケジュール案も作っていました。

もう母の最後の時間もほど無いと思い、朝からレッスンを受ける予定のオンタイマッサージスクールに行き、状況を話してレッスンは延期にしてもらいました。宿泊所のフローゲストハウスも残りの支払った宿泊料は次回分に。

急なことだったので、安い航空券は厳しいかと思ったのですが、受託手荷物１５キロ込みで４万円弱の19:10発のチェンマイ→バンコク→福岡の便をネットで購入できました。今時スマホで日本語で購入できるというのはほんとに便利です。

前回からお世話になっているタイマッサージスクールCTMのオーナーのケンさんに相談して、今回、これで帰国するけれど、なんとか、タイマッサージの施術用のトクセンの軽量コーンと消音型コーンを持ち帰りたいと相談したところ、どうにかしましょうとのことで、バイクで駆け回って取りそろえていただきました。大々感謝です。

いよいよ、帰国。宿の近くのウボルさんの食堂に顔を出して、山でとれたばかりのキノコ料理をいただく話をしていたので、急遽作ってくださいました。また感謝。

グラブタクシーを予約してもらって宿を出発。CTMで頼んでいたトクセンの施術道具と、ハーブテントなどを購入してチェンマイ空港に向かいました。

チェンマイ空港を初めて乗るノックエアの便で発って、20：20バンコクのドンムアン国際空港着。甥に会って今回の出来事の報告やお土産を渡し見送ってもらい23:55発のエアアジアの便で福岡へ。この出発までの時間が待ち長い。

空港内は水も食べ物も料金が様々です。私は安い店を探して見て歩き、ビールと水とカップラーメンに落ち着きます。タイに来たら両替のレートも食べ物も飲み物もなんでも店によって料金が違うので色々比較して見るのが一番だと思います。

待ち時間の間に妹から母が亡くなった知らせが届きました。

7：05福岡空港着。熊本行きの高速バスが直ぐ連動していなかったので、コンビニで朝飯を購入して11時に県庁前に到着。妹と合流しました。

いつも心がけているのですが、もしものときに・・・この備えが今回も役に立ちました。母が息を引き取るときには立ち会えませんでしたが、家族と事前に準備していたことは役に立たちました。タイマッサージ、また準備が整ったら再開します。

2024年夏、チェンマイへ。その2

 6月14日金曜、チェンマイに来て1日目の朝。日本にいる時と同じように。スマホの録音を聴いてラジオ体操、お経をあげて、7時にオープンの宿のそばのカフェでアメリカーノ(ブレンドコーヒー)をテイクアウトしてパンで朝食。私、曹洞宗で在家得度してから毎日お教をあげています。

宿泊のゲストハウス社長でマッサージスクールの代表でもあるケンさんに会いに。レッスンを始める前にアドバイスをもらって、いろいろな話で盛り上がりました。その後は明日からのレッスンの申し込みに、オンタイマッサージスクール(OTMS)へ。

スクールの前にある、前回から馴染みの花屋さんのカフェでコーヒーで一服。スイカジュースを注文したお客さんのおかげで私もスイカを。

また寄らせてもらいます。

OTMSに着くと、ちょうど昼時で、ランチの振る舞い、私も生徒さんに混じって頂きました。

おなじみのガパオライス、餅米とマンゴーのデザート・カオニャオマヌアン、キューリの肉詰めスープ。アロ~イ！おごちそうさまでした。

レッスン代を支払って、今度は買い物へ。赤のソンテウを止めて、歩き慣れたMAYAまで30バーツ(B)日本円で120円。今は観光客も少ないからか安く乗せてくれました。

室内用のスリッパ、傘、明日の朝食などを、ショッピングセンターMAYA内のダイソーや近くのスーパーで購入。バナナは屋台が安くて新鮮、20B。

買い物は食品や日用品はどこにでもあるセブンイレブンと近くの商店で。それ以外はMAYAか、大きな市場に行くようにしています。手に入れたかった雨の日用のサンダルは見つからなかったので明日にでも探すことに。

両替は、通りにある銀行が一番安心。銀行によってレートが少し違うので、比べてみて両替するのがお得。昨日バンコクのスワンナプーム空港で、預けたバッグの追加料金がバーツ支払いだったのでカウンター前の両替所で手持ちのドルをバーツに換えたのだけれど、手数料が約10%と、市中の銀行よりかなり高かったのにはびっくり。

お腹も減ったので、宿に帰って、近くの馴染みの食堂・ウボルさんの店で早めの夕食。タイでは、学校の近くではアルコールの提供ができないので、ビールなどは持ち込みで。ちなみに、アルコールの販売はお昼から17時までは禁止です。

昨日も食べた野菜炒め、ビタミンと繊維の補給。

豚のレッドカレー。タイの子ナスがとても合う。

ママさんたちの晩御飯も摘ませてもらうことに。かわいい白ナス。

タイ野菜いろいろ。

ワラビ。

高菜。

お腹もいっぱい。辛さもじわっと効いて・・・また明日。

2024年夏、チェンマイ。その1

 今年2回目のチェンマイ。

今回の目的は、タイマッサージの習得。はたして、可能か、はたまた挫折か？

6月13日木曜日、朝５時前、熊本から福岡国際空港行きのバスに乗り、ベトジェットエアでバンコク経由でチェンマイへ。

まず朝は空港で栄養補給ドリンク。寝不足だったので、機内で寝ようと思い福岡空港で熊本産トマトのアルコール入りドリンクとたまごサンド。昼は機内でアルコール７％の酎ハイ、結構酔いました。

持参した１００円の空気枕は首のすわりが良くて正解。

タイのスワンナプーム空港の食べ物は結構するのでローソンを見つけてチーズサンドとスタバの水で合計約２５０円で節約。

チェンマイ空港から宿まで、前回利用した巡回バスで50バーツ=200円でまた節約。タクシーなら200バーツのところ。

宿について夕食は直ぐ側の馴染のお店でガイヤーンと野菜炒め。やっと落ち着きました。

熊本を出発してバス、飛行機2機を乗り継いだ14時間の旅、65歳にはちょっとハード。でもまた行きたくなる場所がチェンマイ。飛行機代も福岡⇄チェンマイが2万円前後からと意外な低価格です。

1日目が終了しました。

高齢者のための栄養補給ドリンク

 母が高齢で体調不良で入院していまして、食事をあまり取らなくなったので、好きなものを食べてもらおうと思い、週に2回ほどカステラやコーヒーなどを差し入れしています。

看護師さんからのアドバイスで、栄養補給ドリンクを購入。いろいろあるんですね。

・日清オイリオのプロキュア

・明治乳業のメイバランス

・森永乳業　クリミール

1本150ml前後で200kcal程度、200円強ぐらいの価格。

バナナ、チョコレート、イチゴ、ヨーグルトなど味はいろいろ。コーンスープ味も。

1つ試飲してみました。

プロキュア・イチゴチョコ味。

感想は・・・一言で言うと胃のバリュウム検査のバリュウムの感じ。味は？私は飲めます。

こんな栄養補給があるんですね。勉強になりました。

本 ベートーベン(諸井三郎著)

 ベートーベン(諸井三郎著／新潮文庫)

上京する際に飛行機の中など暇な時読もうと思い、軽くて小さい本を実家の山積みの本の中から見つけ持参しました。なぜ、この本にしたのか。

元はというと、高齢で施設にいた母が調子が悪くなり入院してテレビを見る元気もないので、さて・・・と考え思いついたのが、CD。以前、母がエンディングノートに好きな音楽は「バッハのバイオリンの曲」と書いていたのを思い出し、ちょうど東京に行ったのでその際にバッハのバイオリン協奏曲を中古レコショップで購入して、CDプレーヤーも購入して退院した介護施設に持ち込みました。その後、昔のレコードがまだあるので購入していたプレーヤーで聞き返しながら、録音して母に聞かせたらどうだろうと、以前母と聞いた記憶があるベートーベンの「田園」をCDに焼いて持って行ってプレーヤーにかけたら音が出ない。他のCDもErr表示になってしまいました。新しいプレーヤーを手に入れて、なんとかバッハは聞けるようになったけれど録音した田園でまた壊れるのでは、それではまた上京した時にショップで中古をと思い、先日また上京した時に中古CDの「田園」を手に入れました。

話が長くなりましたが、そんなベートーベンの伝記が家で見つかったので読んでみました。

ベートーベンは1770年ドイツ生まれ。子どもの時からピアノ演奏家として秀でた才能を発揮。その後10代で作曲を始めウイーンに移住してハイドンに支持。1756年生まれのモーツアルト全盛期と重なります。1789年フランス革命、その後ナポレオン登場など封建制から自由主義に大きく世の中が変化する時期に重なり活動に大きな影響を受けます。1800年前ごろから聴覚をほぼ失い、失意に陥りますが、その後交響曲第3番「英雄」、第5番「運命」、第6番「田園」、第9番など偉大な作曲を成し遂げます。

不思議なもので、母の不調がこの本「ベートーベン」に繋がりました。

ちなみに、「田園」は英訳すると「country side」。日本は田んぼの風景で、ウイーンなら麦畑でしょうか。ベートーベンによれば、曲は風景そのものではなく田舎の雰囲気だそうです。

ベートーベンのデスマスクは有名ですが、死の間際に友人に「諸君喝采したまえ、喜劇は終わった。」と言ったそうで、苦難に満ちた人生の大作曲家ベートーベンの心の内を表しています。彼は生涯人付き合いがうまくなかったようですが、現実には描けなかった彼の理想の世界は彼が作り出した音楽の中で完成されたのかもしれません。