2025年1月20日月曜日

タイ古式 CTM研修会1(2025年1月東京)原初トークセン

 原初トークセンとは?はじめてのトークセンという意味。

原初と名付けたのは、チェンマイのマッサージスクールCTM代表のチェンマイ社長ことケンさん。みんなが気安くケンさんと呼んでいるのは、SNSでもおなじみ、ケンさんのゆるっとしてフランク、お茶目で話しやすいスタイルによるところが大きい?赤や紫に頭の毛を染めて、度々サングラスで登場し、トークセンを叩いている。それもほぼ女性を。

チェンマイ社長ことCTM代表のケンさん


一見怪しげな人なのですが、チェンマイ・タイマッサージの実力者たちとのパイプが多くあり、自らスクールを主宰し、先生で施術者でもある。店ではマッサージの道具も多く扱っている。タイマッサージに関する相談や日本からの観光客にも情報を提供し相談にものるというチェンマイのマルチ人間の代表なのです。出身は東京。チェンマイ在住の日本人です。

さて、2024年1月にタイ古式マッサージのひとつトークセンに出会って以来、熊本に帰って縁あって紹介された施術師T姉にタイマッサージの手ほどきを受け、再び6月にマッサージを習いにチェンマイに向かいました。ところがチェンマイに着いた翌日母が危篤の知らせを受け、1泊しただけで熊本にとんぼ返り。あらためて8月末にチェンマイに行って、オンスクールでタイ古式マッサージのベーシックを5日間、CTMで原初トークセンのレッスンを3日間受けました。

そもそも原初トークセン、元はチェンマイの代表的トークセンの流派ダオ式から分かれたハンドン式を初代代表のブンチュー氏が創設。それを継いだ息子のアンノップ氏からCTMのケンさんが術を受け継いでCTMで教えている。実は私、そのテキストの制作にちょっとだけ関わった最初の生徒の一人なのです。トークセンは木で作られたコーンという棒を木槌のようなリムで叩いて行う施術です。ハンドン式のリムは一般的にダオ式より軽いものが一般的なのですが、先日東京で行われた施術会で求めたまじないが彫られたリムは、ほぼダオ式と同じ400gほどありました。ちなみにリムは軽い方が手にダメージが少ないのですが、重い方がより深部に振動が届く感じです。


ハンドン式リムとコーンのセット。右のセットが今回のもので
まじないのサクヤン彫入り。以前購入したリムの2倍の重さ
ケンさんに綿糸を巻いてもらいました


2025年1月17日から19日に東京でタイ古式マッサージの研修会がありました。初日は原初トークセンの講習と叩き合いの実践。受講修了者と初めての人と7人が参加しました。私は昨年マッサージを始めたばかりでまだアマチュアの身。100人叩かせてもらって初めて一人前の願をかけているので、なんとか数を増やしたい。先生以外の7人はみな私は初対面でしたが願かけの事を伝えて6人を叩かせてもらいました。

今回のレッスンポイント

・トークセンの目的は①風邪の門を開ける。②筋肉を柔らかくする。

・風の門を開ける:CTMの主要レッスンで「風の門」があります。卒業生も一番多い。タイ古式のベースとして体に気が流れるセン(経絡)があり、悪い気を外に出すには、その出口の風の門(エナジーゲート)をまず開ける必要がある。主要な風の門は股関節や手足の関節など。タイ古式ではストレッチなどの方法で開けるのですが、トークセンでも開けます。

・あえて骨上を叩く:原則骨は叩いてはいけないと言われていますが、骨には筋肉や軟骨がつながっており痛みや腫れの原因となる場合がある。細い血管やリンパ腺、神経も取り巻いているので、細心の注意を払って時に優しく、軽く、細かく骨の周辺や骨を叩いてみる。事前に「痛いところは言ってください」と相手に伝える。痛みがある場合に避けるのか敢えて叩くかは相手の意思と施術者自らの経験で判断する。

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