2025年2月28日金曜日

脳動脈瘤日記2 手術事前検査と説明

 1月27日10時、済生会病院熊本の放射線受付を訪ねました。まず、尿検査と採血。私は前立腺肥大の症状もあるのでPSAの数値も知りたくて頼んでみましたが、ここは科が違うのでできないとのこと。あらためてかかりつけの医院で調べることにしました。(検査結果は3.4と低く、問題ありませんでした。)

なぜ済生会病院で検査になったのかというと、私が定年まで勤めた会社の人間ドッグがこちらで、その後も2年ほど特定健診のお世話になり、前立腺肥大が見つかって定期的に検査したりしていたためです。私にとっては「第2のかかりつけ大病院」です。

CT検査、胸と頭のレントゲン検査、超音波検査、エコー検査を行い、ちょうど12時になったので、院内のよく行くパン屋さんで珈琲とパンの朝昼兼用の食事を取りました。

13時に外来受付に戻り、K先生との面談。先日の説明通り、未破裂脳動脈瘤があり、サイズが少し大きくなっているので、将来破裂する危険性があるので手術しましょう。変形があるためカテーテルよりクリッピングが良いので頭を切開しての手術とのこと。ここで思ったのが、古代インドやマヤ・アステカ遺跡から脳を切開した頭蓋骨が出土していて、古くから頭の切開手術をしていたと学んでいたということ。もちろん今とは状況は違いますが、頭を切開するという行為は今も変わらないのだなあとつくづく思います。私は今まで手術という行為をしたことがないのでいきなり頭かと思いますが、昔の人は神に命を預けて頭を開いたのでしょうか?

私の周りにも、気づくといろいろ頭の病気をお持ちの方がいました。同じ未破裂動脈瘤で開頭手術をした人、経過観察中の人、中には交通事故で頭を強く打ち脳が腫れたので切開したという人も。みんな私の先輩や同期の方々。

さて、27日の検査の続き。先生からの説明を聞き終わったら、看護師さんから入院前、入院中、術後のスケジュールなどの説明がありました。気になるのは、10日予定の入院の後、家に戻って、買い物等日常の活動に戻れるのかと言うこと。看護師さんの夫が同じ未破裂動脈瘤の手術で入院したとのことで、術後1ヶ月休みを取ったとのこと。術後は、顔が腫れた、ものが光って見えて本が読めない、車の運転が出来ない、体力が落ちたなどいろいろあるらしい。人それぞれなのであろうが。私はあえて大部屋を希望した。個室でじっと過ごすより人の出入りも多くていいのでは。でも痛みが強くてそれどころでないかもしれないが。立ち会いや面会の件だが、コロナ禍の経験もあって、家族などの立ち会いは入院当日のときだけで、手術当日および入院中も面会は無しで何かあればすぐ電話に出られるようにしておいてとのこと。

看護師さんの説明も終わり、会計を済ませて、最後は入院費などの説明を聞いて終わり。

帰宅後かかりつけの医院に行って常用薬をもらい、前立腺検査の採血も済ませ今日の入院説明の件を報告。もし、術後に回復が遅れたときは入院引き受けますとかかりつけの先生に言ってもらいました。回復しないと民泊も営めないしマッサージを習いにタイに行けなくなるのでなんとか回復したいものです。

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