⭐️手術を決断した理由は
ひとつは約2年に脳動脈瘤が見つかってからこれまでの経過観察で、動脈瘤のサイズが変形し大きくなったこと。直径5.1mmだったのが5.7mmになりました。先生に最初に手術を勧められたときは、たいして変わらないのにと思ったのですが、ネットで動画を色々見ていて、専門医が「発症の場所や変形などで格段破裂する率が高くなる」という動画を見て、これはやばいと思いました。
調査データは様々ですが、私が意識したデータは、まず、直径5mmの未破裂動脈瘤は0.5mm/年。10年で0.5mm×10年=5mm増加する。もちろん変化しない場合もあるので1年ごとにCTかMRIを撮って経過観察する。瘤(こぶ)がある部位が前交通や後交通などで破裂率が異なる。また瘤の上の孫瘤は血管の皮がかなり薄く危険。これらの要素がかけ合わさってかなり危険緊急度が高い瘤もあるようです。
未破裂脳動脈瘤。私の場合痛くも何とも無い。なぜ手術するの?手術の動機がない。先生やネットの動画ではくも膜下出血として破裂した場合、死・後遺症・ほぼ復帰が1:1:1。33%は死んでしまうという事です。突然死なので、家族伝えたり、事前に準備することができない。後悔が残りそうな死です。破裂した重症者を手術したり診てきた先生は手術を勧めます。
私が手術を勧められた理由は、瘤が変形して大きくなっている。このままだと破裂の可能性が高まるので手術しましょう、でした。痛みもなく緊急性がどれぐらいかも情報が自分にないので、ネットで動画を見まくり、気持ちをまとめました。
もうひとつは、タイマッサージを習っていて海外に出かける機会が今後もあり得る。海外で脳動脈瘤が破裂した場合は、言葉が通じないし、日本よりグッと死亡率は高いだろうし、日本の健康保険も使えない。周りに迷惑をかけるし諸々手続きも大変だろう。これは絶対行く前に手術しておくべき。
というのがその理由です。
これまで手術の経験は一度も無く、最初に経験するのがいきなり開頭手術なので、プレッシャーはありますが、脳のCTを取って動脈瘤が見つかったのも何かの縁、この経験を人に伝えて、くも膜下出血などになる前に予防できたり、手術の不安を少しでも解消してもらえればという思いで、半ば開き直りこれから未知の体験をブログを書くことに決めました。
未破裂脳動脈瘤が見つかってから情報や報告をネットにアップするかどうか考えていましたが、この2年間に経過観察と手術の決断をする際に、「症状がないというがどうやってみつけたの?」「手術を決めたきっかけは?」など普段気にも留めない質問がいくつもあり、だったら質問に答えるためにも日記をアップしてみようと思い立ちました。ただし、自分も「痛いから・苦しいから手術して!」という状況ではないので、とりあえず手術まで情報を溜めて、手術を通過して落ち着いたらアップすることにしました。ということで、2月20日に手術を終わり、いまは3月3日の退院を目指してリハビリや検査などしながら過ごしています。
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