民泊を熊本の南阿蘇で営んでいる私にとって、宿は関心があるところでした。
貧乏旅行のような旅なので、飛行機も福岡からチェンマイまでネットで購入して3万円ほど。宿はとりあえず安いところを探しました。今回8日間で3軒を利用。ちょっと辛口も入るので、実名でなく、ABCとします。
A:チェンマイにある宿をネットで8日間予約しました。これで帰りの飛行機まで宿の心配はとりあえずありません。個室で1泊1500円ぐらいでした。チェックイン時に全額バーツで支払いました。日本でドミトリー(相部屋)でも2500円ぐらいはするので、かなり安いと思います。バス・トイレは共同。シャワーのみ。自室では水以外飲食禁止。スタッフは早朝と夜間は不在。予約したのはシングルでしたが案内された部屋はスタッフと表示されていました。ちょっとがっかり。食事などはリビングでのようですが、満室で20人ほどらしいので、その場合はちょっと狭い。キッチンは広かったです。旅慣れた人向きで、日本語ができるスタッフなので安心して過ごせました。宿のすぐそばに日本語がしゃべれる女将の食堂もあったので、なんどもお世話になりました。タクシーの手配もスタッフにお願いできました。この期間にランパーンに2泊したのですがこの時はAを押さえたまま荷物を残して行きました。宿までのアクセスは空港からタクシーに乗りました。走り出す前にタイ語で書いてある宿の名前と近くの目印を地図などで見せれば連れって行ってもらえます。チェンマイは路線バスは少なく乗ることはありませんでした。
B:ランパーンの宿、ナイトマーケットが開催される場所のすぐそば。airbnbで1泊予約しました。1泊2000円とちょっと。よく知られた宿らしく立ち寄ったお店の人も知っていました。古い建物です。30室ぐらいあるのではないでしょうか。駐車場やアパートも同じ敷地にありました。オーナーは年配の女性で応対したスタッフは明るい女性たちでした。部屋は広く清潔でした。バス・トイレ付き。シャワーのみ。安心して泊まれれば十分の私は十分満足でした。支払いは事前にairbnbで済ませています。
C:ランパーンの宿、田舎の田んぼの中の一軒家の離れ。airbnbでネット予約、1泊2000円ぐらい。何でそんなに不便そうなところにしたかというとタイの田舎暮らしを体験したかったから。周りは田んぼと池。ダブルベッドがひとつ。1ルームでトイレとシャワーはテラスを挟んだ反対側。夜は周りは真っ暗。さすがに一人で泊まるには寂しい感じがします。母屋のホストのお父さんから自宅のバナナを一房差し入れしていただきました。とてももっちり甘くて美味しい。宿に着いたときにはお母さんからココナッツジュースをいただきました。十分タイの田舎を味わうことができました。ただお店までは車1台がやっと通る明かりもない田舎道を1キロ以上歩かなければならない。来るときはタクシーで来たけれど他の手段は??帰るときはお父さんにバスセンターまで送ってもらいました。おそらく数キロはあります。普段はレンタカーや自家用車で来る場所のようです。泊まりの翌朝6時過ぎ近所を散歩をしていると突然の雷雨。日中は晴れて30℃ぐらいあるのに前日の晩もすごいスコールがありました。雨季から乾季の境は天候が不順のようです。Cの宿はとてもレアな体験でした。
民泊はほんとにおもしろい。想像を超える体験があります。airbnbは宿泊後に5段階の評価をつけます。Cの宿なんてどう評価するのでしょうか。疑問です。私の民泊は平均4.8ぐらいでしたが、あるゲストが1をつけました。「イメージが違った」そうです。評価方法に疑問を感じます。
日本もこれから民泊がますます増えていくことでしょう。海外からのゲストも増えるでしょう。私が営む宿は非接触型でゲストにお会いすることは原則ないのですが、タイの旅ではそれぞれの宿でオーナーやスタッフの方とふれあい、いろいろ助けていただきました。やはり、ふれあいが旅に安心と思い出を残してくれます。宿と共に交通手段も重要な要素です。Cの宿に泊まりあらためて思いました。私の宿でも送り迎えができたり簡単に安く乗り物が手配できたらと。今後の課題です。
「2023秋チェンマイへ。」を終わります。