2025年6月29日日曜日

タイパンツ&座布団(3枚目)作り 6月29日

 もう今日でミシン教室も9回目。これまでの成果は座布団2枚。うーん、ちょっと時間かかりすぎ。ということで、もっとペースを上げなければと気合いを入れて・・・。

まず、タイパンツ。古い白いシーツを使ってまずは練習兼ねてパンツ製作。先日は、型紙作りまで。今日は裁断まで。シーツを二つ折りにして、型紙をあてて、おもりを乗せて、専用カッターで布団カバーを裁断。これは美味く切れて先生から一言お褒めを頂きました。





タイパンツの縫製は次回に回すことにして、次は座布団カバー。今回は、簡単に縫える袋縫いに挑戦。まず表の端を5mm残して4面縫い、次は裏返しにして7mm残して端を4面袋縫い・・・あれれ、ひっくり返したら糸や布の端があちこちにはみ出ていたので、+3mmで再度端縫いをして。やっと3枚目の座布団カバーが完成しました。




座布団カバーの3枚目は木綿の風呂敷を生地に使用して、わりあい簡単にできあがりました(前回よりは)。裏面はハト?がワンポイント。

次回のミシン教室ではなんとかタイパンツを完成に持ち込みたい!!

2025年6月23日月曜日

老後の初心忘るべからず(世阿弥)

 6月22日に放送された能楽師の安田登氏解説のNHK第2日曜カルチャーで室町時代の猿楽師・世阿弥を紹介していました。その話の中で、世阿弥が残した言葉「老後の初心忘るべからず」が心に残りました。

初心忘るべからずというと、人は慣れてくると慢心して大着になったりするので、最初の頃の謙虚な気持ちを持ち続けるべきだなどと解釈していると思いますが、世阿弥さんが残したこのことばは、老後でもそのときにふさわしい芸を学ぶ初心があり、それを忘れず芸の向上をめざしなさいという意味だそうです。生涯(芸)現役です。

老後をどう解釈するかは人それぞれです。「生きている限り向上心」と言うと明るく聞こえます。世阿弥が生きた室町時代は、40歳、50歳はもう老後だったかもしれません。老後には病気や気力や体力の低下や認知症などいろいろ不安がやってきそうです。でも死ぬ直前までポジティブに生きられればこれにこしたことはない。くよくよ悩んでいても時間の無駄、終わりは確実にやってくる。1秒1秒近づいてくる。だからその1秒1秒を大切に生きよう、とあらためて思いました。芸を極めるなんて私には何もありゃしませんが、さああしたはどんな初心に出会うのか楽しみです。

2025年6月21日土曜日

薬草 ドクダミ

 薬草学教室の刺激を受けて実家の庭を見てみると食べられる草や薬草が何種類も生えていることがわかります。その中でドクダミ、あの臭い匂いがする雑草です。本で調べてみると利用するのは抗酸化作用などがあるフラボノイドの成分が最大になる開花の前が良いそうで、現在は開花時期が終わり収穫時期が過ぎてしまっていました。来年のために本に載っているドクダミ茶とドクダミ汁(酒)の作り方を書き残しておきます。


庭一面がドクダミ。左に見えるのがツワ、右がダイダイの苗です。

●ドクダミ茶

開花前のドクダミを採り、洗って干します。よく乾いたら1センチほどに切り、お茶と一緒に入れて飲みます。

【薬効】高血圧、動脈硬化、急性腎炎、妊娠時のむくみ、あせも、湿疹など


●ドクダミ汁(酒)

開花前のドクダミを採り、1~2日バケツに入れて水を十分吸わせて、1センチほどに切り、ジューサーにかけます。

ドクダミ汁と蜂蜜を5~6:1の比率で瓶に入れて混ぜます。蓋をせずに布をかぶせて冷所で2~3ヶ月保存します。ドクダミに着いている酵母菌が発酵して臭みがなくリンゴ酒のようなドクダミ種ができあがります。その後は冷蔵庫で保存すると数年もつとのこと。(参考:現在農業特選シリーズ6・野山の野草)

2025年6月20日金曜日

薬草学教室 6月21日

 4月から通い始めたリビングカルチャーセンターの薬草学教室。今日で3回目。月に1回の教室で、同じ渡邊先生の薬草加工教室にも月に1回通っているので、こちらの薬草学はそろそろ辞めようかと考えているのですが、いったん参加すると興味が沸く情報満載なのでまた次回来たくなってしまいます。

先生が教えてくださる薬草学は、いろいろな薬草の名称や効能から、陰陽五行説の関係まで古代から現代、身近な日本から世界の薬草まで幅広く興味沸く内容です。色々な薬草を見せて頂いたり、時にはハーブ茶をみんなで飲んだり、楽しい講義でつい90分の講義時間も忘れてしまいます。

さて、この日に持参されたのは、ノカンゾウ(野萱草)のつぼみ。ユリ科のカンゾウの仲間でも一番美味しいそうです。ちなみにカンゾウは漢方薬の甘草とは違う種類の薬草で、根は膀胱炎や不眠症、つぼみは解熱に効くと言われています。このノカンゾウは生で食べられるということで、1本頂きました。家に帰って軽く湯通ししてかじってみたのですが、癖が無く、ほの甘く、アスパラガスのような食感でした。茎は少し堅かったのでつぼみだけ頂きました。

ノカンゾウのつぼみ。


タイパンツ作り 2

 6月20日、ゆめタウンはませんのミシン教室で3つめの座布団の補修と初めてタイパンツに挑戦。タイパンツは1500円ぐらいでネットで購入できるのですが、タイマッサージの施術をするときに施術しやすいパンツがほしくて自分で作ってみることにしました。

今回はパンツを中心に教えてもらうことに。まず適当な布を購入してから始めようと思っていましたが、次回タイに行ったときにマッサージ仲間にもてもらいたくてもっと早く作りたくなって、家にあった白地の布団カバーで急遽作ることに。

ネットで購入したタイパンツ。今回の見本。

古い布団カバーでタイパンツづくり初挑戦。

型紙は前回ネットで購入したタイパンツで型を取っていたので、まず洗濯しておいた布団カバーにアイロンをかけて、カットしやすいようにはさみで形を長方形に整えました。次回にはなんとか完成に持ち込みたい。次回までに布に型紙を乗せて印をつけてはさみで切るまで家で準備しておく予定です。座布団もあと1回ミシン教室に通えば完成出来そう。教室の時間は3時間ですが、時間がもったいなくて休憩を取ることも無く、10時に始まりあっという間に13時の終了時間。もう今日で8回目です。

座布団リフォーム3 作り方

料理を作ってもすぐレシピを忘れるので、私は「OGA-STUDIO」ブログに書き残しています。座布団カバーの作り方も忘れたときのために同様に残しておこうと思います。


もともと実家に5枚セットの座布団がありました。古いので破れてきています。そのうち破れの程度がひどい2枚は、実家に残した祖母の形見の着物の帯など使って座布団カバーを作りました。
手前が今回新しく作った座布団カバー。下にあるのが以前作ってまた穴が空いたので修理した物です。


元の5枚セットの座布団。それぞれ穴が空いたりしてくたびれています。

座布団のサイズは、58センチ✕61センチです。実は正方形じゃないんですね。座布団カバー用の布は返しの両側1センチを含めて余裕をもって63✕68にしました。できあがりはちょっと余裕がありすぎたので、63✕66でよかったと思います。
さて、まず材料の布のサイズの図面です。古布を使ったので裏地を材料の古布にあわせて少しサイズを調整しました。

まず表を3分割して、左右を同じ柄に、真ん中を別の柄に決めました。つなぎ合わせは、1センチのマチを取ってミシンで縫います。3枚をつないで63✕66の表の完成です。

古い座布団に座布団カバーをかぶせるので、63✕21と63✕60の布を2枚用意。生地が薄いので、まず布の外側を専用のミシンで糸のほずれを止め縫いに。次に2枚の布の片側を縫い、次に表と裏を中表にして、布の縁の4面を縫い止めて。最後にホックを縫い付けて完成。

座布団カバー1枚の製作時間8時間。レッスン料は6,000円余り。制作料は高くはなりましたが、祖母の形見で作ったオリジナルの座布団カバー、これから来客や仏間で使用するのが楽しみになりました。





いつもミシン教室で使用しているミシン。新品は30万~40万円ぐらい?糸とボビンをセットするのに糸を通すところが何回やってもわからなくなる。記憶力に問題あり!?

布の端から糸の穂連れを止める特殊なミシン。薄くて柔らかい布にもバッチリ


座布団カバーの角は、見栄えを良くするため、△に縫い止めしました。

タイパンツ作り 1

 6月10日のミシン教室。タイマッサージ用にタイパンツを自分で作ることにしました。マッサージをするときに受ける側の人にマッサージを受けやすい服装で来てくださいというと、ジャージの人もいれば普段着の人、ジーパンの人などそれぞれ。ジーパン生地はちょっと厚いので筋肉やツボがちょっとわかりにくい。そこで、木綿の生地を使って施術しやすいパンツを作ることにしました。せっかくならタイでよく見かけるタイパンツを。

見本はネットで買ったタイパンツ。先生は一度タイパンツを作ったことがあるそうで安心。


まずは、型紙の製作から。タイマッサージの施術のためのパンツなので、できるだけシンプルではきやすく施術しやすいもの、そしてできるだけ簡単に作れるもの。ポケットなどは省略。





型紙はいろいろな形を切るのでこんな定規も使って。

緑の勾玉のようなもの。これははずれないように、おもりです。

この日は型紙を書いて切ったところで終了しました。

2025年6月17日火曜日

シニアになって5年余り。これまで、今、これから。

 60歳で定年してシニアになって今5年あまりが経ちました。国際保健機関(WHO)ではシニアは65歳からと定義しているそうですが、この5年あまりで何をしてきたのか振り返ってみます。

2019年10月(60歳)会社の定年を迎えました。早速ハローワークに通い次の仕事を探すべく職業訓練でホームページ製作、イラストレーターなど初級コースを受講しました。毎朝お経を上げる、ラジオ体操、ランニングなど日課が始まりました。

2020年春、コロナウィルス発生の時期ではありましたが南阿蘇に作った小さなセカンドハウスで民泊を始めました。きっかけはFP仲間が少し前から民泊を始めたこと、ゲストハウスの近くの方が民泊を始められたことでした。補助金は受けず厳しい状況ではありましたがそれからこれまで5年あまり続けています。

コロナで海外はおろか国内旅行もままならない状況でしたが民泊の海外ゲストや将来海外に行ったときのために粛々民泊の経営と自宅でラジオ英会話や中国語講座をやりながら過ごしました。

2023年コロナが少し落ち着いてきたので、タイのバンコクに3泊旅行しました。その後、年に2~3回タイに通っています。2024年にタイのチェンマイに行き同宿に人にタイマッサージに誘われました。ハーブボールの1日コースでしたが、タイマッサージにはいろんな種類があることを知り、特に今はトークセンという1000年以上にわたりタイ北部で伝わる木槌と杭を使ったマッサージにはまっていて、タイのスクールで講習を受けています。現在は、タイマッサージの他にタイ料理やハーブなどにも興味が広がっています。

2025年には頭の骨を切って脳動脈瘤の手術をしました。たまたま2年前に脳の検査(CT、MRT)を受けて見つかったのですが、経過観察していましたがサイズが少しづつ大きくなっていったので手術になりました。2週間ほどの入院で術後2ヶ月ほど痛みが残りました。今は痛みはほとんどありません。残念ながら神経にふれたのか嗅覚がわからなくなりました。

今後の計画は?私は1999年にファイナンシャルプランナー(FP)をとりました。FPはライフプランを作成するに当たってプランする対象者が亡くなるのは平均寿命や余命を当てはめることをします。もちろん実際にそのとおりになると限りませんが、現在私と同じ66歳の男性の平均余命は84歳です。ちなみに私の父は93歳で亡くなっていて88歳に骨折して高齢者専用住宅に入居しました。同世代の方と比べて元気な方だったと思います。私は平均で計画することにします。あと84歳まで18年、健康寿命を80歳とすれば、14年。私の先輩たちの話を聞けば70歳過ぎると体力がガクッと落ちると言われます。私も先輩の意見をを参考にして、70歳まで後3年あまり、マッサージなどやってみたいことにチャレンジする。70歳以降は体力と相談しながらやれることをする。80歳以降は余生。これは今の予定です。先にはまた変わるかもしれません。定期的に見直すことにします。

タイマッサージのトークセン。木槌と杭を使った施術です。

シニアが挑戦!県議会本会議 傍聴初体験

 5月16日の家庭裁判所の裁判傍聴初体験に続き、今度は6月16日に熊本県議会本会議を傍聴初体験してきました。


事前に熊本県のホームページを見て、熊本県庁にも電話をして傍聴の手順等お聞きしました。

この日は定例会の一般質問の日。10時から開会だったと思ったので10時半頃に熊本県議会議事堂正面に到着しました。この日は一般質問の日で、11時から一般質問をするこの日2人目の住永県議の傍聴券の受付が始まったところでした。正式には「熊本県議会議員紹介傍聴券」と言います。住所と名前を書いて傍聴券獲得。




入場開始時間には、約100人ほどの傍聴希望者が集まっていました。発言通告書のコピーと住永議員の報告チラシをもらって傍聴席に入場しました。傍聴席は2階です。見下ろすと、1階は正面が議長席、その左側が木村知事と各部署の部長席。右側の方々は?質問者が登壇するその手前は各議員席となっていました。

11時に2人目の住永県議が質問者席から議長前に登壇。発言通告書とおりに、

1.益城町の復興に向けた道路整備の推進について(返答:土木部長)

2.ワンピースと地域資源を活かした観光振興について(返答:観光文化部長)

3.熊本の未来を創るアリーナの必要性について(返答:知事)

4.高校授業料無償化を受けての県立高校の魅力化について(返答:教育長)

5.御船町に建設予定の産業廃棄物処理施設の影響について(返答:環境生活部長)

と続き、最後に学校給食の無償化について要望を述べて終了。なんと持ち時間ピッタリ±0秒でした。かなり答弁には慣れておられると感じました。

議員お一人の質問発言を拝見しただけでしたが、一見は百聞にしかず、生の議会を見れて勉強になりました。

さあ、次は何に挑戦しようか楽しみです。

2025年6月15日日曜日

薬草「身近な薬草加工体験講座」石鹸づくり

 6月15日、リビング熊本カルチャーセンターの「身近な薬草加工体験講座」も今回で3回目。

今日はハーブ石鹸づくり。12名ほどの生徒さんは慣れている方も結構いるようで、先生の指導で粛々作業は進みました。初めての私は後ろのほうで観戦役。(私、頭の手術を先日しまして、臭覚を失いましたので、ハーブ石鹸といってもにおいが分からず参加しております)

今回作る石鹸は、

A:オニタビラコとヨメナの石鹸(アトピーに有効、保湿良い)

B:ホーリーバジルとマコモの石鹸(抗菌、万能化粧品)


私はAの製造を手伝い、B約50gを持ち帰りました。


作り方は、
ハーブは乾燥し粉砕したものを先生が用意。


ハーブは混ぜてさらにフードプロセッサーで粉砕。


各種油を鍋に投入。温度を60℃に保持。


油にハーブを投入して油に粘りが出るまでゆっくり混ぜる混ぜる。

AとBのこの2種。気づいたことですが、使用するオリーブオイル、ココナッツオイル、パーム油、チェリー種脂、太白ごま油、水、NaOHの量はコンマ単位でぴっちり決められています。決められた量を決められた順番で配合して決められた温度でキープ。・・・面倒(すみません)

天然素材100パーセントの石鹸は、約38℃で長くて1か月静かに放置!して出来上がり!!とのことでした。今日から私の布団で石鹸君と添い寝いたします。

2025年6月12日木曜日

本 薬草ハンター、世界を行く(カサンドラ・リア・クウェイブ著/原書房)

 


この本の帯の推薦文を紹介します。

「わたしは薬草で世界を救いたい

ベトナム戦争で父が浴びた枯れ葉剤のために右足を切断せざるおえなくなった少女が医学を志し、研修先のアマゾンで薬草に魅せられ、やがて新薬を求めて世界を飛び回るまでになる。科学者として母として苦闘する半生を自ら語る、感動のノンフィクション!わたしは抗生物質耐性菌感染症に対抗する新しい方法を見つけるため、民族植物学的なアプローチで自然界から薬を発見しようとしている。これまで、アマゾン川の森林、ガラガラヘビの居るジョージア州の松林、アルバニアやコソボの人里離れた山頂、中央イタリアの丘陵地帯、地中海に浮かぶ岩山などを調査してきた。森のなかの川を丸太舟で渡り、砂漠では四輪バギーを走らせ、山道では四輪駆動車を使い、けわしすぎて登れない道はラバに乗り、フロリダの湿地ではエアボートを使い・・・」

この春からリビング熊本のカルチャーセンターで薬草学を月に2回学び始めたのですが、薬草について書かれた本を熊本市立図書館で探していて見つけました。障害を持った少女が医学にそして植物学に興味を持ち世界を駆け回って目標を掲げ突き進んでいく姿に並外れた行動力と諦めない強固な精神、それに周りの仲間を大切にする思いやりの心を感じました。

著者はアメリカ人で第一に学者であり研究者です。登場する植物に関してはすべて俗名、学名、中には発見者名が記載され、ウィルスや細菌も専門名で書かれており(コロナウィルスはCOVID-19)専門書のようでありながら374ページに及ぶ読み飽きさせない内容はドキュメンタリーで人気作家の作品ようでもありました。薬草や植物学に興味がない方も一度手に取ってみられてはいかがでしょうか。

2025年6月8日日曜日

脳動脈瘤日記21 退院3ヶ月目CT検査

 匂いがわからなくなってから回復の兆しはまだありません。

今日、造影剤のCT検査を病院で受けてきました。クリッピング手術で行った脳動脈瘤はCTでの検査では問題は無し。次回の検査は1年後の2月に行うことにしました。

嗅覚脱失になった件ですが、主治医の先生によれば、嗅覚の後遺症になるのは数パーセントほどでかなり低いらしく、神経も触っていないのでなぜだろうとのことでした。薬をもらってしばらく様子を見ることになりました。

脳動脈瘤の状態を見るCT検査は造影剤を動脈に入れて鮮明に患部が鮮明に写るようにする1回10分程度の検査ですが、手術のためにこれまで5回行いました。3回目の時に以前より吐き気が増したので、4回目から別の造影剤に変えてもらいました。以降吐き気は無くなりました。種類によって副作用が出る場合があるようです。

今回のクリッピング手術は、動脈瘤があるのでくも膜下出血のように破裂しないうちに瘤を潰して破裂しないようにする手術です。事前に痛みや症状があるわけではなかったので、手術を行うのに抵抗があり、またこのように後遺症になる可能性もあるのですが、くも膜下出血の恐ろしさはいろいろと聞かされていたので手術に至りました。ただ、後遺症が出る可能性もあるので、担当医や執刀医によく話を聞いてから行うべきと思います。特に調理師の方など臭覚・味覚が重要な職業もありますので。コイル塞栓術の場合は、血液が固まりにくくなる薬を飲まなければならないようです。

さて、くよくよしてても仕方が無いので前向きに生きるとして、今後飛行機で海外に行くことは問題ないとの許しを得たので、近いうちにまたタイにマッサージを習いに行こうと思います。

脳動脈瘤日記20 無鼻/無香お経

 後遺症で、匂いがわからなくなりました。

花の匂いがわからない、食べ物が腐っていてもわからない。うなぎ屋の前を通ってもウナギの煙はただの煙。ガスが漏れていてもわからない。ものすごく不安になりますし、楽しみもずいぶんと減った気がします。

仏教の有名なお経で「般若心経」があります。お経の中に「色声香味触法」「眼耳鼻舌身意」という言葉が出てきます。お経の中で、これらの言葉の頭に「無」がくっついて、「無色声香味触法」「無眼耳鼻舌身意」と書かれています。要するに見たこと、聞いたこと、匂ったこと、味わったこと、触れたこと、心に感じたことに定まりはなく決まりもなく一喜一憂している。だからこだわらないで生きた方が窮屈にならずに生きられる、と言うようなことらしいのです。考えてみると、生きている間に美味しいとかまずいとか、いい匂いとか臭いとか、毎日一喜一憂して生きているのですが、そこにこだわらなければいちいち悩んだり苦しんだりしないで楽に生きいきられるということでしょうか。

また「修証義」という曹洞宗の有名なお経があります。その中で(死ぬときは誰も助けてくれない)「ただ独り黄泉に赴くのみなり、己に従い行くは善悪業等のみなり」とあります。家族も財産もなにもあの世には持って行けないよ。と言っています。

現在、私は匂いがほぼわからない状況です。ハーブなど香りが関係する食べ物は味までわからなくなりました。日本酒も燗をつけると乙類が甲類に変化したような味わいです。お酒やハーブなどはおそらく味覚に嗅覚が合わさって「味」が形成されているのでしょうか。嗅覚を失って初めて気づかされます。でもくよくよしても何もいいことはないので、まだ残されているもの(機能・眼耳舌身意)を楽しみながら生きることにしたいと思います。いつかは全て無くなるものですから。「気の持ちよう」がシニア世代になってこれから生きるために大切な気がしています。

タイパンツ&座布団(3枚目)作り 6月29日

 もう今日でミシン教室も9回目。これまでの成果は座布団2枚。うーん、ちょっと時間かかりすぎ。ということで、もっとペースを上げなければと気合いを入れて・・・。 まず、タイパンツ。古い白いシーツを使ってまずは練習兼ねてパンツ製作。先日は、型紙作りまで。今日は裁断まで。シーツを二つ折り...